社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

millenium parade「FAMILIA」

去年、、すんごく幸運なことに King Gnuさんのライブをついに生体験できたのです!
が、ミレパさんは今のところ未体験です。(まぁ~当たりはしなかったでしょうが…コロナ自粛という気持ちがありチケット応募すらしなかったっす)
も少し落ち着いたら是非とも生でライブを体験してみたいものですな!!

てなわけで、今回は。
2/10発売のフルアルバム『THE MILLENIUM PARADE』にも含まれる「FAMILIA」について書いていきたいと思います。で、さっそく動画。

millennium parade - FAMILIA 

本年1月末に公開された邦画『ヤクザと家族 The Family』の主題歌ということで、MVには映画主演の綾野剛さんが出演されております。
で、このMV自体は映画の公開直前にリリースされていたようなのですが、わたくし、アルバムが楽しみな余りに、敢えてアルバムを手にするまで見なかったんですよ。
そんで、まずアルバムで音源を聴いてから、、(そういやMVあったよねぇ)と思い出して今更こちらの映像をみた、、という次第です。

でね。
言いたいのは、、この曲のイントロです。
音源から入っている自分は、イントロの最初の3音で(うぉぉ!?)と引き込まれたんですけど。そこを話したい。(てか、たぶんこの記事はそれだけ書く) 

最初の3音、わたしは絶対音感がないので単純に C → D → E っぽくきこえた(後で確認したら D♭ → E♭→ F )んですが、その旋律に3度下の A → B → C(正しくは B♭→ C → D♭で、コード進行としては G♭→ A♭→ D♭)という旋律が寄り添って、2回、そして3回。3回目に主旋律が始まります。
3度の和音を3つ、1音ずつ送っているだけの実にシンプルな旋律ですが、これがわたくしの心に刺さりまくります!

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このイントロ萌えには自分的に歴史があった
どうしてこのイントロにこんなにも心を惹かれるかというと、実は、2012年にリリースされた CHARA『蝶々結び』という曲のイントロも、この感じで始まるからなのでした。
(MVがあったら貼りたかったのですが、公式MVは Short Ver.でイントロが入っていません…残念。もし少しでもご興味があれば、是非、サブスクなどで Full曲音源を聴いてみていただきたいです!)

「蝶々結び」のイントロは、G → A → B というメロディに、3度下で E → F# → G がハモって、そこにもうすこしメロディがつく感じです。シンプルだけどとても美しい。
2回繰り返して曲。そして実は、このフレーズがサビのバッキングにもなります。もともと美しいイントロの流れにサビのメロディが新しい動機として絡まり、さらに美しい響きになっています!

「FAMILIA」のイントロ3音で反応してしまったのは、この曲のイントロのイメージを思い出してしまったからなのでした!

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そして、ちょっと確認しなおしてみましたところ。
似たような3音+3度ハモリのイントロで始まるといいつつ、よくよく聴けば「蝶々結び」と「FAMILIA」は異なっています。

「蝶々結び」のイントロは、3度下のメロディがベースラインっぽくなっているため、コード進行としては Em → D/F# → G となります。「蝶々結び」は 2012年に公開されたアニメ映画の主題歌として書き下ろされた楽曲ですが、妖(あやかし)に恋心を抱く主人公の少女の心情に沿った、とても切ない切ない歌詞になっています。
なのでか、コードはマイナーコード →展開コード →基本コード という、解放されていくイメージの進行になっているかと思います。

一方、似たような3音+ハモリの音が入っているにも関わらず、「FAMILIA」のコード進行はシンプルにG♭→ A♭→ D♭。コードが違うんで、音の運びがちょっと似ていても同じものとはいえません。続く動機も異なります。

なので、、勝手にインスパイアは受けたけれども、似ている!という話はここまでにします(笑)

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ただ…やっぱりこのイントロはとても印象的です!
シンプルなコード進行なのに、こんなに美しいとはどうことなんでしょうね?
そして歌。天使のごとくハイトーンで井口くんの声が。

なにかのインタビューで、常田さんが「この曲にはさとるの声が必要だった」的なコメントを読んだ(か聴いた)んですが、、まぁそういうことなんだよな、って思いますね(雑)。

そもそも、例えばぬーさんの楽曲にしても、常田さんの曲で使われるピアノの和音(コードワーク)は大体、実はあまり凝ってはいなくて、比較的シンプルに弾かれてる感じがしています。
常田くんのコダワリはそこではなく、もっと広く、他の楽器や声など様々な音の響きをどう重ねていくかってことに興味があるのかな、って感じますね。

ピアノ1本でさりげなく複雑なコード進行を展開する藤井風さんなどと、対照的なアプローチなのかもしれません。(まぁ…ここはちょっと適当に言ってます)

曲は複雑な構成で転調を繰り返し、最後の部分ではコードが3度あがっています。
そしてイントロの和音がまた繰り返されます。
天に召されるクライマックスですよね。

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とまぁ。
「FAMILIA」は局のイントロだけで、いろいろ考えることのできる、、興味深い楽曲であります。
もっと聴きこんでいくと、また違うところが刺さるようになるんだと思う。

常田くんの生み出す音楽は、純粋さとコダワリとがもの凄い熱量で作品に籠っていて、恐ろしく聴きごたえがあります。
そして、彼の音楽がかならずライブでの発現(演奏)を想定していて、各々の楽曲に必要なパーツが必須要件として集められていることが凄い。なので、想定通りのパーツであるクルーを集結できさえすれば、音源で示した音をライブでそのまま、いやそれ以上のスケールで発現できるんですよね!

 

いやぁ、、常田大希、本当にスゴイ人ですよね。
ふつうに書いてるけど、わたしの語彙が残念なだけで、
本当にほんとうにスゴイって感動してます!

 

millenium parade『THE MILLENIUM PARADE』
そしてこの勢いでアルバムレビューまでしたいところなんすけど、、いつ記事を書けるかわからないので、、とりあえずここにリンク貼っておきますね(雑)

あの曲もこの曲もみんな入ってすごくお得なあるバムですよね!
んでアルバムのアートワークとっても素敵です。サブスクで聴けるけど、これはやっぱり盤を買わなくちゃです! みんなも買っちゃったよね♪

 

 いやぁ、、それにしてもほんとう、是非とも生でライブを見たいものですよミレパ。
おわります。