社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

心地いい音楽ってなんだろう。

さてさて。
わが推しである三浦大知さんが、新曲「About You」をリリースした同じ日(2021.3.31)、アルバムをリリースした Tohjiというアーティストさんの音楽について、ちょっと書きたいです。
たまたま同じ日に新譜をリリースしたから聴いてみたよ、っていう話ですが。
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Tohji『KUUGA』 

まずねぇ…とにかく日本語がきもちーです!
「Naked」とか、お経みたいな部分も含めて、あぁ~日本語だなーって感じする。
何を言ってるのかよくわからないけど(いやもちろん意味はわかるんだけど)、とにかく
日本語特有のリズムについての、とらえ方→表現が面白いなーって。
これまでのわたしがイメージしていた”日本語ラップ”系とは…なんか違うな!けっこう違う!!
これは音楽だなー!って感じる。

そもそも、(KREVAさんを除いて)日本語のヒップホップ系ラップ系をそんなに好きになれない要因には、「それを音楽と感じられない」みたいな感覚があって。
いや、苦手とかではないんです。ただ、日本でヒップホップ系といわれてる系のジャンルの楽曲たちに、、音楽を感じられないって印象なのですよね。
それがね~、、この方の曲は、音楽だな。音楽として普通にきもちーな、って感じるんです。

音楽ニュースとか全然チェックしないし、ジャンル的には全然知らないところだし、このアーティストの評価が全体でどのレベルかは全くわからないんですが、、このアルバム、わたしは好きですね。
この方、Wikipediaにもちょっとだけ(ほんとにちょっとだけ!)情報がアップされていて、帰国子女→名門中高でやんちゃして退学→美大在学中(?)のラッパー、とのことです。
動画チャンネルにアップされている様子などを見ても、、やんちゃな雰囲気伝わってきますね💦
なんというか…自分の世界と彼の世界が交わる気はしません。お友達になるのは厳しそうです、、(先方からもお断りでしょうが)。

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Tohji『angel』

ためしに、もう1つ前のアルバムも聞いてみました。
ああ、これもいいですね!
海外プロデューサーと組んだという『KUUGA』の方よりも、こちらは、もっとストレートな感じがしますけれど。
やっぱりこの Tohjiという方のね、音の響きへの感性、みたいのがきもちーのかな?
歌詞の世界観はヘンテコで、わたしみたいなBBA世代がちゃんと受け止められてるかは分からないっすけど。わたしは普通にかっこいいなー、と感じますよ。変なこと言ってますけどね笑。

あと、最新アルバムに含まれる曲の動画とかは見つけられなくて、『angel』に入ってる曲のMVを貼るんですが。この動画もいいすね!

Tohji - HI-CHEW (prod. MURVSAKI)

この映像はさ、たとえば30年くらい前にSF系のコンテンツを創作したり楽しんでた世代と共有したいよね。
昔のSFってリアルに現実なっちゃうぞっていうことでね。今GGやBBAになった、元SF好き民と共有したいよ。
もちろん現実のフィジカルな世界がこう、ってことじゃなく。今の20代くらいの世代が、何かへのオマージュとかでなく、リアルタイムに普通の心象としてこういう表現しちゃうってところ。

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今回の話で書きたかったことは。心地いい音楽って、アーティストがどんな人だとか、どんなジャンルだとか、そういうのに関係ないんだなーって、つくづく感じたってこと。

あと。
アカペラの記事でもちょっと書いたんですが。
心地よく感じられる声の好みっていうのが、、わたしすごくあるみたいです。好み、偏ってると思います。

好きな音だなー!って思える音楽を聴いてると幸せですけど
耳に合わないかもしれない、って感じる音楽があるのは残念です。
せっかく音楽を聴くのなら、たとえば個人的な好みに合わなくても…できれば気持ちよくなりたいなぁ!!
贅沢な悩みなのかもしれない。

 

<リンク>
HIPHOP部
→「【奇才】ラッパーTohji(トージ)とは?経歴やおすすめ曲を紹介!」(2019.10.26)
音楽ナタリー
→「TohjiとLootaがカニエ・ウェスト「Yeezus」でも知られるブロディンスキとコラボしたアルバム配信」(2021.3.31)

 

 

Nagie Laneさんとかゴスさんとか。

昨夜(2021.4.4)放送の関ジャム、アカペラ特集ということでゴスペラーズさんが出演されていました。
以前の放送のアカペラ特集では、ゴスさんの他に Little Gree Monsterも出演されてましたが、今回は、ゴスさんとともに Nagie Lane(ナギーレーン)というアカペラユニットが出演。
この Nagie Laneというグループがすごく良くて!
今日は朝から Nagie Laneさんの他の楽曲をたくさん聴いて。そして、もう少し知りたいなぁ、と思って調べてみたりしました。
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Nagie Lane(ナギーレーン)。2018結成の、男女混合4人組アカペラグループ。ヴォーカルが女性3枚。男性メンバーはパーカス&コーラス&アレンジ担当とのこと。
TV番組で歌い始めた、最初のいっぱつめのハモりで(なんて美しいハーモニー!)とクリビツ仰天!音には関係ないけど、メンバーのルックス偏差値も高めですね!

で、番組内で冒頭に歌われた曲のMVはこちら。2019年にアップされているもの。

【アカペラ】東京は夜の七時~the night is still young~ Pizzicato Five(covered by Nagie Lane)(2019.5.17) 

あっ…ベース上手い!ベースのフレーズかっこいいな!
(自宅の TV環境しょぼいので、放送時はあんまり低音聞こえんかった)
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そんで彼ら、ハモネプにも出場されたりして有名な人達だったんですね!
ハモネプね、、昔はすごく好きだったんですが、近年はまったく見てませんでした。
個人的に近年、すごく心が狭くなってきていて、アマチュア・ユニットの…耳に合わないハーモニーを我慢できなくなってるんです。(我慢できない理由は、歯にきぬきせずいうと”音程が合ってないように聞こえて気持ち悪い”、という意味です。ですが、合ってないと感じるのは、自分の耳の感覚が老化してポンコツなせいという疑いが大なので、あくまでも個人の主観として”耳に合わない”と書いてます。あしからず、、)
ハモネプかぁ…すっかりチェックを怠っていたわー!!

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で、冒頭にも書いたとおり、とにかく女性3名のコーラス、そして声がものすごく良い!
ざっくりいえば、女性3名の声質は、、どちらかといえば似てる方かな。でも、各シンガー各々の個性はちゃんとあって、もちろん全員余裕でリードを取れる(上手い♪)。で、全員すごくハモリのセンスがよくて、個性を踏まえつつもきちんとハモっているから美しいんだと思う。あとみんな可愛いな♪♪ズルいぞ(笑)
高めの女声は苦手って先入観、そろそろ返上しようかな。

ひとつ残念なのは、、上に貼ってるMVにも登場しているテクニシャンのBassシンガーの方、昨年の10月で脱退されてしまっているとか。あれだけ動くベースラインなのに、たったひとりで3人の女声をがっつり支えている!存在感抜群ですよね!
いろいろ事情があっての脱退なのでしょうが、、ほんとうに惜しいすね!!

Bassシンガーの人って…脱退するものなのだろうか…(たまたまやろ)

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あとやっぱり魅力はアレンジ力かなぁ。
白一点(?)メンバーとなってしまってるバラッチさん、バークリー音大でゴスペルクワイアに参加したりしつつ、ジャズや作曲・編曲を学ばれた経歴をお持ちだそう(Webに掲載されてる文章など面白そうなので、後でじっくり読んでみる予定!)。なるほど、コーラスアレンジにずば抜けたセンスが感じられるわけだな!あとルックスが良いのズルいな!←こればっかりか、笑
ただ、アレンジについては彼ひとりにおまかせ…でなく、各ヴォーカル担当もいろいろアイディアを出しているようで、そういうインテリジェンスな雰囲気がいいなって思います!!

ほんといま発見したばかりなんで、次にいつ機会があるかわからないのですが、、是非ともライブで、彼らの音楽の響きをくらってみたいものですね!

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ゴスさんについてもちょっと書いておこうかな。
ゴスペラーズさん。
わたし個人はワンマンライブには行ったことない(すまん)が、『Soul Power summit』には2回くらい行ったです(三浦大知くんが出演する回とかね…すまん)。
メジャーデビュー25年を越え、日本有数のアカペラグループですが、自身らの活動以外にも後進アーティストやグループの周知にもすごく熱心なアニキ(オサーン?)達ってイメージなんすよね。
推しの三浦大知くんも、デビュー曲、黒ぽんさんに書いてもらったり、デュエットしてもらってるしね。
(黒ぽんさん家のカレー・パーティー、早々たるアーティストが大集合されていて、、ちょっとでいいから覗かせてぇぇぇって感じです)
ゴスさん自身、大学時代のサークルの先輩・後輩で結成されているわけですが。昔の部活みたいな厳然とした上下関係ではなく、サークルの先輩・後輩みたいなリラックスした感じで、他の若いアーティストたちを何かにつけサポートして、いい感じで繋がってるんだろうなって想像します。
素晴らしいよね。

てことで、ゴスさんの攻め攻めの動画も1つ貼っておこうかな。
これほどベテランになっても、過去のヒットや方法論を踏襲するだけでなく、常に新しい戦略にチャレンジして新しい音楽を発信し続けてくれる姿がかっこいいし、嬉しいですよね!
ゴスペラーズ - VOXers / THE FIRST TAKE 

おお、冒頭2音のハモリが「Run to You」みたいだなー♪
そんで酒井さんのルーパー使いすごいわ!
やっぱり全員すさまじく歌うまいわ!!
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あと、これも貼っとこう。
番組でも紹介されていた、2021.3.10リリースされた、ゴスペラーズさん新アルバム『アカペラ2』

ちゃんとチェックしてなかったけど(ごめんなさい)改めて聴いてみたよ!素晴らしいよ!!
下欄に貼ったリンク記事に、アルバムのトラックリストとか、詳しい情報も掲載されてるんだけど
ナギーのバラッチさんこと松原ヒロさんなど、いろんな方を制作に加えて、いろんな曲が聞けますね!初回限定版のみに入ってるクロニクルも大サービスだね!
これを機に、改めてゴスさんちゃんと聞き直します(へへへ)
個人的に好きな曲は、、Twitterでも話題になっていた、植松陽介さん作の「インターバル」かな♪ ゴスさんの各メンバーをリスペクト(?)した歌詞が最高wwww

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話、脱線するけど”耳の老化”、って問題についてね。
耳が老化してきているっぽいのは本当で、動画サイトとかでモスキート音の診断をしたら、、ぴったり年齢相応に、高い周波数の音がまったく聴き取れなくなっています。残念…!
もう、わたしの耳は、若い年代の方と同じ音楽を楽しむことはできないんだなぁ…(しみじみ残念)
ただね。
以前は、中高音のキンキンした女声が苦手だったんですが、最近、あんまり苦手でなくなってきたように思うの。
全般に女性の声を心地よい、と感じるのも、耳が老化してきているからかもしれませんね。
それはそれで、、苦手が減ったということでOKとしようかな(特技・楽観スイッチ押すの早)。
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最後に、もいちどNagie Laneさんに戻って。
彼らの動画で、とくに気に入ったやつを張っておきます♪
これも2019年にアップされてる動画ですが。

【アカペラ】リメンバー・ミー【ハモネプ2019】(covered by Nagie Lane)(2019.8.17)

冒頭のリードを担当するmikakoさんのアルト(メゾ?)、ほんの少し憂いを含んだゆったりアレンジは、日本語版吹き替えを担当した石橋陽彩くんの歌唱を彷彿させる(大好きなやつ!)。
そして、後半は BPMがあがってレゲエのリズム、ブリジットまゆさんの華やかなハイノートを中心に、楽し気な音楽になってゆくのが、原曲のにぎやかな雰囲気もイメージされて。

こんな短い時間なのに、素晴らしいアレンジだなぁ!と楽しませてもらいました♪


どんなグループも、ゴスさん達のように、ずっと活動を続けることは大変なのかなとは思うけど、、
この素敵なコーラス、素敵なアレンジで、彼らにはできるだけ長く活動を続けていってほしいですね!

 

 <データ>

SPICE:→「ゴスペラーズ、18年ぶりアカペラアルバム『アカペラ2』作家陣を発表&「アカペラクロニクル」ティザー映像公開」(2021.2.20)

三浦大知の新曲たちについて。・その2

(長くなりそうだったのでトピックを分けた)
あと「About You」についても書いておきたい。
この曲は、とにかく映像も曲も凄くて、初聴きの衝撃でしばらく何の言葉も思い浮かばなかった。
日々、映像や音源をリピートするなかで、ようやく少しずつ感想を書けるような気分に落ち着いてきたので、、書きたいと思います。
とはいえ、まだとても全部は受け止めきれてない気がする。おもに曲と歌詞の話になるかな。

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 こちらも、もいちど動画を貼ります。

三浦大知 (Daichi Miura) / About You -Choreo Video- 

全般的なところからいうと、、
この曲はやはり、大人の「Your Love」、という言い方ができると思う。
作家が同じ、というのもありイントロのキラキラした音も似ている。一瞬、「Your Love」が始まるのかな?って錯覚するくらいには似ている。

「長い髪が静かに揺れてる」→「踊る君 揺れる髪」
「君の笑顔がずっと離れない」→「その笑顔にかなうものはない」
と、歌詞にも同じ言葉が含まれていて、どちらも、男性が女性を思う片恋の歌。

ただ…「Your Love」の片恋は、言っても若い男性がストレートに想いを綴る歌で(リリース時点の三浦さんは21歳)。
「About You」は、同じような歌詞のバラードなのに、30代になった三浦さんが歌うにふさわしい、ほの昆い大人の情念をうかがわせる、妖しい魅力を感じる曲に仕上がっている(すごい)。原曲もすごいけど表現がさらにすごい。

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まずこの映像の、、Aメロからず~っと続く絵がすごい。
画面中央に立つ男性(三浦さん)。背景に、踊る(揺れる)女性の大写しの映像(ダンサー)。上着を纏い、ひるがえる布の合間にときおり見え隠れする身体の線。顔はうつらない。そして髪。
暗い画面。見えづらい。露出が少ない。顔も良く見えない。。。しかし、見えにくいからこそ見え隠れするエロティシズム。

そして、サビ部分の「寝ても覚めても」というフレーズから、
とつぜん背景で踊っていた女性ダンサーが、両隣で踊っている。
そこから夢と現がカオスになって、背景の映像も抽象的になる?これは心象?
そしてサビのメロディはどこまでもヒートアップして、異次元のヒステリックなハイノートへ!
この超高音は、これまでの三浦さんの曲のなかでも、いちばん高いのではないだろうか?テナーではあっても、もともとの地声が超ハイトーンというわけでもない彼には、けっこうキツイ音域かと思う。
しかし、全体のキーをさげることはせず、敢えてこのキツイ高さでサビを唄う…という彼のチョイスがすごいなぁ!と感じるのであります。

やや低めのフレーズから、この、狂気じみたサビまでの高まりのうねりが、まんま情念のうねりのようであるなぁ、と。

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ご参考までに、「Your Love」の硬式MVもフル尺で公開されてるので貼っておきますね。この曲は、三浦大知さんライブにおいては、長らくセトリの常連となっている定番曲です。

三浦大知 (Daichi Miura) / Your Love feat KREVA -Music Video- from "BEST" (2018/3/7 ON SALE)

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さて、歌詞や、歌詞に関係しそうなダンスのフリについて…もうちょっと触れておきたいのですが。

まず。
三浦さん本人と、女性ダンサー2人の衣装。オフショットのお写真をみると、とてもきれいなパステルカラーのようなのです。
ですが、映像では照明がとても暗いので最初、彼らの衣装がこんなに綺麗な色とは気づきませんでした。
曲の主人公の心象は、昼の光ではなく夜。人口の灯りではなく、月の光のもとで幽かに見える女性の姿を追っているのですよね(まぁ、歌詞に「夜風」、「月の影」って出てきますしね)。 そりゃ、はっきりした色は見えないわけですよね。

あと「横顔に百合の花」って歌詞ありますよね。
動画のコメント欄に書いていた方もいらしたけど、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざを連想される人も多かったかも。
スラっとして美女、どっからみても美女、動いても美女、、みたいな意味かな(雑)
「百合」という花の名前を記すだけで、これだけのイメージが膨らむわけですよね。

それと、「百合」の花の花言葉は全般としては「純粋(purity)」とか「威厳(majesty)」「無垢」など。
ですが色によって微妙にニュアンスの違う意味があるようで、
たとえば白なら「純潔」・「高貴」などですが、ピンクは「虚栄心」、オレンジなら「華麗」「軽率」といった意味があるそうです。
ここで、女性ダンサーの衣装を思い出して欲しいんですが、映像では暗くてわかりにくかったけど Amiさんはピンク、Miuさんはオレンジの衣装を着ています。
花言葉に直結している訳ではないと思いますが、敢えて「衣装の色が見えにくい」ことに、、なにか明確な意図があるような気がしてなりません!

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もうひとつ。「ほうずきに灯る光」 という歌詞も印象的なところです!

鬼灯(ほおずき)は、花が咲いた後に額の部分が膨らんで袋のようになり、熟すとだんだんオレンジ色に変わり、やがて真っ赤になります。
ですので、熟して自然に赤くなってゆく様からも ”灯がともる”という表現が似つかわしいのですね。
ただ、鬼灯には、たとえば妊娠した女性に対する毒性などの成分があり、食用には注意が必要です。(そういう事からも、鬼灯の花言葉には、比較的ネガティブな意味が与えられているようです。)

また、実が徐々に熟して色づいてゆく様から、たとえば純潔な少女が成熟する、より具体的に ”性的に大人になる”というニュアンスもイメージされているようです。

ですのでこの歌詞の「ほうずきに灯る光」は、主体である歌い手の心象に、若干邪(よこしま)なニュアンスの感情も含んでいるかな…と妄想が膨らんでしまいます。

百合のところの話(衣装の話ね)もそうなんですが、「色」を連想させる表現は、セクシーな象徴の暗喩といえます。

なにか、、ちょっと歌詞を読んでみるだけでも、これだけいろいろな妄想が膨らんできて凄いですね!

 

わたし、、これだけいろいろ考えても、この歌については、まだ1,2割くらいしか聴きこんでない気がしてますけどね!

 

この曲は、初聴きのときから、あきらかに『球体』の世界観に連なるものを感じましたが、
実はわたし、『球体』の曲たちについて、あんまり深く考えてみたことがなかったんですよね(なんでだろう?公演も2回みたんだけどなぁ)。
多分、、自分が考える前に、他の方があれこれ考察してくださってる話をいろいろと拝見して、なんとなく満足しちゃったのかもしれませんね(笑)
いつか、『球体』についても、しっかり見直して解釈してみたい…という気持ちが
あるような気もします…あるかな?(笑)

 

この曲についても、既にいろいろ出ているんだと思うけれども、
幸い(幸い?)まだあんまり見てなかったので、、言いたいことを書き散らしました(笑)

 

今の時点の感想文、こんなとこかな(了)

 

三浦大知の新曲たちについて。

三浦大知さん「Backwards」と「About You」について、ほとんど感想を書けていなかったので、今回は、もう少し掘り下げて書いてみたいと思う。
(長くなり過ぎたら分割するかもしれない…)

          ***

まず「Backwards」。
近年の三浦さんの曲のなかでも、かなり早めの BPMで激しく踊っていますよね。あとなにより歌詞です!
ふだん音楽を聴くときは、基本的に楽曲の歌詞とかあまり深く考えない派、の自分ですが。この曲の歌詞はさすがにインパクトあります!
え?なんだろなんだろって思った。

動画もいちど貼りますね。

 三浦大知 (Daichi Miura) / Backwards -Music Video-

動画には和英のスクリプトがつけられているため、最初から歌詞を確認することができるのですが。
なんというか、、結構ネガティブな字面の言葉が並んでいる印象ですよね!
それに…なんか激しくて楽しそうじゃない!!

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動画&音源リリースから半月。雑誌など各種媒体より、新シングルについての情報も、ぼちぼちいろいろ出てきております。
ご本人からの紹介を概略すると、、この曲は”怒り”の歌。
「時代の中で生じた”怒り”を、どのように乗り越えて前に進むパワーに変えてゆくか。などという表現で説明されています。

え、三浦さん怒っているの?
普段のキャラと違う…

なんて、短絡的に考えたら、もちろん違います。

動画の概要欄にもクレジットされているとおり、この曲は Nao'ymtさんの作詞・作曲。
三浦さんは、Naoさんが自分にこの歌を提供してくれた意味を考え、この曲にもっともふさわしいパフォーマンスに収束し、、この歌唱・この振付を生み出したということです。

「回想は持て余す 人生の格子 届かず手放す世界」
Wikipedia記載によれば”格子”とは「角材を縦横に組み上げた建具」とのこと。
三浦さんは、歌詞に出てくる”格子”を、両手の指を縦横に重ねる形で表現しています。同じ歌詞が2回出てきますが、彼は、重ねる手の角度を変えて表現されていますよね(←そこの振りまじカッコイイ)。

「格子」という構造は、、光(視線)とか空気とか、事由に通過できるものがある一方で、物理的にはどうしても乗り越えられない厳然とした境界がある。そういうニュアンスを表現しているのでしょうか。
すぐそこに見えるのに、決して触れることができない=届かず手放す世界。なのかと切なくなります。

「まだ燃えさかる 縁を残し 心が毛羽立つ気配」
しかし気持ちは諦められはしない。
燃えさかる炎が胸の内にあり、出口を求めているわけですよね。

”怒り”というのは負の感情です。
たとえば、だれかが”怒り”の感情を覚えたとして、その感情をそのままに表現すれば、しばしば、周囲で見ているものは負のイメージをストレートに受け取り、ネガティブな感情を共有してしまったりする。
ですが、とくに表現者として感情をあらわすものは、その表現が見ているものに何を与えるのか、を意識したうえで発する記号を選ばなければならない。
表現するとは、そのようなことだと思います。

I can’t take it anymore
Because I felt like I was walking backwards

怒りのうちに曲は終わるのですが、三浦さんの解釈は「前に進む力」ということで。
そういう解釈がとっても彼らしいって感じます。 

          ***

 中途半端ですが、長くなってしまったので、やっぱり記事を分割することにします💦

いったん終了ね。

 

三浦大知ソロ・デビュー16周年記念日に。

順番が前後しまくってるのですが、2021.3.30は、三浦大知さんが「Keep It Goin' On」を リリースしソロ・デビューしてから 16年の記念日でした。

Short ver.だけど『BEST』発売時に公開された MV貼っておきますすす。

          *** 

三浦大知 (Daichi Miura) / Keep It Goin' On -Music Video- from "BEST" (2018/3/7 ON SALE) 

この曲と、2nd Single「Free Style」まで 17歳です。若いなー!

          ***

でね。個人的に、デビューシングルから、すべてのシングル+C/W曲・アルバム 曲をリリース順に通しで続けて聴く、という企画をいたしました。
…とはいえ仕事とかあるし、その間に新曲はリリースされるしでいろいろ集中できず、、けっきょく3日くらいかかってしまった!
なんか意味あるのかっつったら、特に意味はないんですけど(笑)

          ***

ということで。本当は新曲の「Backwards」や「About You」について細かく書きたいところなんですが、、その2曲については、なかなか感情がまとまらないのね。割と聴いてはいるんですけど、、まとまらないのよね。
そのうち、思い出したように何か書くかもしれません。
ということで、今回は、、別の話を書くことにします。

それはね…三浦さんって とにかく声が良い!っていうこと。

          ***

それで、ひとまずこれなんですが。
2019年にリリースされたシングル「片隅 / Corner」であります。 

「片隅 / Corner」

このシングルは2曲入りとなっておりますが、曲は同じ。かの有名芸能人夫妻の2女として著名なモデルの Kokiちゃんが作曲したメロディについて、2種類の歌詞を作詞。
1曲はしっとりしたバラード、そしてもう1曲はがっつり踊りそうなダンス・ナンバーにアレンジしたものになっています。

あらためて聴いてみると、アレンジが違うのもさながら、、三浦さんの歌い方が、2曲まったく違う具合に使い分けられていることに気付きます。

バラードナンバーの「片隅」は、静かな包み込むような歌いだしで、歌詞をしっかり噛み締めるような、とくに低音域を響かせるような印象があります。
後半の盛り上がりでは、三浦さんの高め音域がキラキラしてきますが…キラキラ響きながらも少し押さえつけるような歌い方で、切なさを表現しているかのようです。

で、2曲目の「corner」では、三浦さんの声は最初っからキラキラと華やかに響いています。とくに中域から高音域にかけてはキラキラ声が朗々と響き渡ってすがすがしい。

はっ…でも待って。この2曲、キーは同じなんですよ!
いくら曲調を変えているからと言って、同じキーの、同じメロディーの曲を、、そこまで響かせ方を変えて歌えるものなのか!?

て思いまして。
いや、、三浦大知という人は、つくづく美しい声の持ち主であるし、
その声を響かせる技術を磨いてきている人なんだなぁ、、ということを、
今更ながら思い知ったというわけです。 

          ***

「DAICHI MIURA LIVE COLORLESS / The Choice is _____」

昨年末に 映像リリースされたこちらの作品のうち、『DAICHI MIURA LIVE COLORLESS』では、「片隅」と「corner」両方がセトリに入っているので、この2曲の歌い方が、ライブでもまったく違うことがよくわかります。
もっとも、、「corner」はゴリゴリに踊りながら歌っているので、違うに決まってるといえなくもない。でも、、音源の時点から既に違ってますから!

          ***

いやぁ…昔の音源とか改めて聴いて。
けっこう聴いてる筈だから、今更あたらしい発見はないかなぁ、、と思ってたのに。
ありましたねぇ…。

 

まぁ、自分は普段、そんなに構えて音楽を聴く方じゃないので、
細かいところに気付くのは遅くなる傾向はあるかもです。
雑な性格だからこそ、、とんでもなく後で、新しい発見ができるなんて、ラッキー!

…と、前向きに解釈していますけど(笑)

 

また何か思いついたら書きます。
書きたいときに書きたいことを書くブログなので、悪しからずです(笑)

三浦大知 ”About You” - Choreo Video- …やってくれました。

凄い…なんて凄いモノが…やってくれました三浦さん!!!!
本日(2021.3.31)日本時間午前0時、新曲「About You」の音源、および Choreo Videoの配信リリースです!なんじゃこりゃあああああああああ!!!
文字通り…度肝を抜かれました。
実のところ、この文章を書き始めた時点で、、映像をまだ3回しか見れていません。情報量が多すぎて消化しきれていないのです。

          ***

この映像は、、軽い気持ちで見ない方がいいかもしれません(もったいないです)。できればイヤホンやヘドフォンなど用意して。なるべく大きな画面で。
聴取環境を整えてから見られることを…心よりオススメいたします。 

三浦大知 (Daichi Miura) / About You -Choreo Video-

3/12に、新曲「Backwards」の MVと、これをタイトル曲とする新シングルのリリースが発表されました。「Backwards」はとにかく中毒性の高い曲で、初めて動画をみてすぐに、また繰り返し見る、、というような現象が起きやすいものでした。
が、一転。こちらの映像は、、初めて見るなりぐわんっ!って頭をすごい勢いで揺さぶられたような感じになって。絶句して。今何が起きたんだろう?と見た映像の内容(情報量)を消化したくても頭が働かず、、放心。
ちょっとずつ情報整理していって、なんとか頭が動くようになってきて、、2回目を見て。それでもちょっと無理…みたいな状態で。
つまり、まだ頭が全然整理できていない状況なんですけど、とりあえず、この状態を書きとどめておこう…という一心のみで、この文章を綴っておる次第であります。

          ***

大知識人(FCにちなんだ呼称)、およびだいちゃー(古い呼称)、または、その他あまねく三浦大知ファンは、事前に公開が発表されていた時間を待ちに待ち、同時刻にこの映像をくらうことになったわけですが、、。
ちょっと興味深かったのは、ファンになった時期が比較的早い人のなかに、(自分と同じように)ものすごい衝撃波をくらってしばらく放心…みたいな人が多く見られた気がしたことです。なんだろうね。

あ、いうのが遅れたけど昨日、3/30は、三浦大知さんのソロ・デビュー記念日なのですね。昨日がデビュー  16周年の記念日。本日から 17年目になります。
(自分もそうですが)昨日は、三浦さんのデビューを振り返りつつ過去の曲を聴いたりしてアニバーサリー気分を盛り上げていたファンも多く、そうした歩みの中で、まだこれだけ大きな変革と衝撃を突き付けてくる彼というエンターテイナーの実力に、良い意味で打ちのめされたのかもしれません!

SNSで感想を呟いていた多くのファンの中に、この状況をすばらしく的確に表現してくれている人がおられました。
三浦大知の甘い R&Bが聴けると期待していた多くのファンの脳天をかち割った」
ほんそれ!ほんそれです…。

          ***

フィジカルのシングル CDでは「Backwards」がタイトル曲、あとの曲は C/W曲ということになりますが、、。三浦さんの楽曲では、しばしば、CDの C/W曲や、アルバム曲にすごい名曲が多い。タイトル曲であるかどうかは、彼の音楽の品質に関係ないですよね。百回くらい言ってるかもしれないけど。
「Backwards」はタイアップ曲なので、かなりキャッチーなパーツを含む印象的な曲ですが、こりゃあなんですか?って感じですよ。楽曲の作詞・作曲はおなじ Nao,ymtさんですよ。いやぁ、、振り切っているなぁ!
全方位、いや全次元に振り切っておりますよ!!

          ***

コロナ禍で思うような活動ができなかった 2020年。さまざまなアーティストが、さまざまに名曲を生み出してくれて、自分も、それまでにあまり聴かなかったジャンルの邦楽に熱中できてとても充実してた…と思いました。
しかしながら、、やはり。御大は間違いなかった。じぶんが応援してきたアーティストは物凄い人でした。
脳天をかち割られて、そのことを思い知った、、という話です。

 

まだまだ映像の内容や楽曲について全然ふれていないですが、、
今回は、ひとまずここまでにしておきます。
もうすこし消化できてから、この曲の感想について、続きを書くと思います!!!

 

 

Home Free "Sea Shanty Medley"

以前はちょっとしか触れなかったけど、今回は Home Freeさんの話ね。(あいかわらずこのジャンルでマイブームが続いております)
Sign-Off」というオーディション番組のシーズン3で優勝したのが Pentatonixさん。そして 2013年に開催されたシーズン4で優勝したのが、Home Freeという男性5人組のアカペラユニットでした。
なんたって Wikipediaには日本語ページが存在しないのですが、アカペラ好きな人にとっては有名なグループのようですね!

          ***

MVっていう訳ではないようですが、割と最近の、彼らの公式動画を1つ貼っておきます。 

 Home Free - Sea Shanty Medley

Sea Shantyっていうのは船乗りさんの労働歌みたいなものだそうです。
(船乗り…というより海賊みたいな人が2名くらいいるのが気になるんですけど、笑)
カントリー系ユニットなのに船乗りソングって面白いっすよね!

リアクション動画をサーフしていると、大体。
たまたま Pentatonixさんの(以前の)動画を見た人が Aviさんの低音に痺れて「Home Free - Ring of Fire ft. Avi Kaplan」(以前の記事で貼ったやつ)にたどり着き →Home Free本体にハマる、みたいなケースを沢山見かけます(笑)  ←お前もなw
やっぱり Home  Freeの Tim Foustという人のベースは強烈なので、低音萌えにはたまらん!ということなんでしょうね。←まんまとお前だろ

で、やっぱりこの Home Freeというグループには、彼らにしかない魅力がありますよね、って言いたい。
まず、、PTXさんと違って男性5人組です。どうでもいいが全員  185㎝越えの長身で、こうゆう扮装をしてると怖い💦 そんで Beatboxerの人は髭ないことが多いけど、けっこう皆さん髭のことが多くヴィジュアルがいかつい💦
最初に歌っている Adam (Adam Chance)さんは、実はいちばん最近(といっても 2016年)に加入したメンバーで声域は Baritone。Timがリードを唄うときは Bassに替わったりもします。
そして海賊1号のちょっと細身の人がリード Tenorとされる Austinさん。すんげえ高い声を唄います。ちょっとぽっちゃりで顎まで髭みたいな人がもうひとりの Tenorの Robさんで、豊かな美声。そして極低音なのにけっこう高い声域まで平気で歌う海賊2号の Timさん。
Beatboxerの人も Adamさん(Adam Rupp)ですが、この人は、、実はグループ唯一、結成時からのメンバーだそうです。後のメンバーは全員入れ替わってるんですね!(Wikipediaを見たら Past Memberコーナーに 11人の名前がのっていました!ちなみに、"Ring of Fire"で Baritoneパートを歌っているのは、結成時メンバーで Adam Ruppさんの兄の Chris Ruppさん)

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最初の動画はヴィジュアルがあまりにもアレなので(そういう問題か)、もうちょっと普通のやつも貼っておきます。 

Home Free - WINTER SONG 

男性のみユニット、ということもあってか、ハーモニーの美しさが半端ないです!
ホームページなんかでも ”カントリー”系を強調されてる雰囲気で、個人的にはついつい引いてしまってたんですが、とにかく極上に美しいアカペラなので、ジャンルで決め手はあかんなぁ…と反省することしきりです。

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あと最後に、、こちらは公式動画じゃないんですが、リアクション界(?)ではかなり有名っぽい映像。
"Ring of Fire"でも、(えええええっ?普通にパーカス入ってます?)という鋭い Beatboxを聴かせてくれた Adam Ruppさんの、ドラム・ソロ動画です。は?ドラム??

Home Free: Drum Solo [SPM ST15] 

ドラム・ソロだった…。
そして、その後は DJタイムになるっていう…。圧巻!
いつ息吸ってるんや??
あめりかという国は化け物の集まりなのか!?!?

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え~、、

個人的嗜好として、カントリー系の音楽はすごい好き!て感じにはなれないんですけれども、アメリカではすごく人気のあるジャンルだそうです。
(ひとつ断っておきますと、わたしは日本の演歌系音楽も好き!て感じではないので、、お国がどうこうというのでなく、純粋に好みの問題です!)
あと、このグループの人達って全員白人で、ナイスルッキングなアメリカ人!って感じ。もちろん才能や実力があるからこそではあるけど、アメリカで、フォーク系やカントリー系音楽の好きな層にはめっちゃ人気あるんだろうなぁ~~~って感じます! 

自分の個人的趣味はともかく、
…日本全体をみても、あまり超人気にはならないジャンルなのかな? 来日もしてない感じだし。

わたしは、食わず嫌いは勿体ないので、これからもときどきはチェックして聴いてみよう
なんて思っています♪