社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

2018年 4~6月のライ部活動まとめ

4月は、もともと予定が入っていなかったんだけれど、ついに1本もライブに行けない月になりました。
それでも8本行っているのか。つうか6月がんばったんだなあわたし。

          *** 

① 2018.5.02 : 小沢健二“36人編成ファンク交響楽”@日本武道館 →記事なし 

② 2018.5.10 : SOIL & "PIMP SESSIONS リリースワンマンライブ「DAPPER ONE」 @渋谷WWW →記事 

③ 2018.5.18 : 「ひかりを聴け」オーケストラコンサート @Bunkamura オーチャードホール →記事 

④ 2018.6.10 : 加藤ミリヤ「CELEBRATION」tour 2018 @Zepp Tokyo →記事 

⑤ 2018.6.18 : CO-STAR The Party vol.1 @Blues Alley Japan →記事なし、インスタ 

⑥ 2018.6.25 : Feel The Flow @Under Deer Lounge →記事なし、インスタ 

⑦ 2018.6.17 : 三浦大知「球体」 @NHKホール 
⑧ 2018.6.27 : 三浦大知「球体」 @名古屋国際会議場 センチュリーホール →記事 

          ***

4月は久し振りにん BoAちゃんのワンマンに行こうと思ったのだけど、お台場 Zepp Tokyo という会場が、あたらしい職場から絶望的に遠くて挫折したんだった。頑張って行けばよかったと後悔はしたけれど、、やはり相当元気がないとあんな遠くまでは行けない。というかそもそも開演に全然間に合わないしね。
前の年に予定しておいたチケットを…そうして無駄にするのは空しかったけど、まぁ仕方ないね。

5月には竹本さんワンマンと RISINGの5月の風を飛ばしてしまうっていう…かなりのやらかし感ありました。これは精神的なもの。6月の「球体」公演に全落ちしてしまい、あまりのショックで呆然としていたんですね。。
でも、ま、なんとか気を取り直して行ったオザケンさん武道館はとても良かったので、それだけは頑張った自分を褒めてあげたいね。精神的に壊れてるから感想文も何もないのが失敗だったけどね。
ソイピンさんもオーチャードホールもすごく良かった!この辺りのチョイスは本当凄くて行ってよかったライブばかり!

そんで6月はまず加藤ミリヤちゃんの本格的なワンマン公演に初めて参加できたことがGOODだったし、全落ちした「球体」も、なんとか2公演行けて、、まずまずでした。

去年の6月とはえらい違いだな。

 

三浦大知 "完全独演公演"「球体」

f:id:Ichimi10:20180715233726p:plain

全10公演。
ここ最近では、主にライブハウスを回るファンクラブイベント、主にホール会場を回るライブツアー、というスタイルが多かった三浦大知さんのワンマン公演。
とくに昨年~今年にかけての BEST HIT TOURが、文字通りに代表曲を中心としたセトリで構成されていたためか、予想を遥か斜め上まわるコンセプチュアル・アルバムの発表、そのアルバムを曲順通りにパフォーマンスするという全曲未発表曲のツアー。

…そんなレアな公演、ついに自分は…
申込公演すべて落選するという大残念な状況!!!
本当にほんとうに行きたい公演だったので、精神的なショックが半端なくて…一時期まじでメンタル崩壊しそうになりました(笑)
あまりにもショックすぎて、誰にも会いたくないあまりに「5月の風」とか、行けなかったんだよ(笑)(笑)
DA PUMPさんの U.S.A.初披露みすみす見損ねたので、あとでものすごく後悔したけどwww
話それまくりました。

          ***

そんな残念なわたくしでしたが、またまた天使様の降臨により、なんと2公演も行くことができました♪
・2018.6.17 NHKホール
・2018.6.27 名古屋国際会議場 センチュリーホール

後ろの2公演でしたので、 みなさまの(ネタバレなし)感想をちらちら拝見しながら、ついには、ブログ等にがっつり書かれた感想も拝見しながら、
ようやくこの目で見ることができたのが… NHKホール公演。(一緒の席ではなかったけれど、友人ともおなじ公演を見られて良かった)

同行させていただけるフォロワー様がいらして、3階席。NHKホールの後部席・上層階席はそこそこ遠いので、いちおうオペラグラスを持って行ったのですが、、、これがまぁ全然見えませんで(笑)、細かい部分を見るのは諦めました。

視力が悪く、オペラグラスも無駄…とあって、細かいところはぜんぜん見えなかったので、とにかく音を楽しむことに集中しましたが、結果的にそれはそれで正解だったかもしれません。

          ***

<1公演目>

音響残念な席だったがファルセットに酔う

前述のとおり全曲が新曲で、 あと、音響的にあまりよくない場所だったのでか、ふだんはくっきり聴こえる大知くんの Vocalがくぐもって聴こえ、歌詞はほとんど聞き取れなかった。でもゲインはそれなりに大きいので、なおさら耳に負担がかかり、、耳栓するかしないか迷って、けっきょくしなかった。
ただ、三浦さんのファルセットが素晴らしいなぁ!と。

昔、ライブにおける三浦さんの歌は、もともと声が良くスキルも十分なのだけど、すべてがフォルテ、フォルテシモ、フォルテシシモ、、という感じで、逆に平坦な印象を受けがちな残念みがあった(きっと本人、ライブで歌うのが嬉しすぎて、ついついいつも全力になってしまうのかなぁ、、とほほえましく理解)。
しかし、徐々に、ライブにおいても、そっと歌う、やわらかく歌う、、というテクニックを使えるようになり(全力振り切りもだいぶ抑えられるようになり)、
そして近年では、むかしは苦手そうだったファルセットも積極的に使っていくようになっていった。

最近では、5月の「蜜蜂と遠雷」コンサートで、倍音がキンキンでない柔らかい歌い方と、おそろしく美しいファルセットを聴かせてくれて、(大知くんのこんな声は初めて!)と興奮したものだったが。

後から思えば、この公演のために、、声を準備していたんじゃないかな、と。
オーチャードホールを経てないファンの中には、この「球体」公演で驚かれた方も多かったのじゃないかな?

 

細部が見えなかったからこそ全体イメージを堪能する

音響が残念なうえに角度のある座席だったので、彼のパフォーマンスのもうひとつの見どころであるダンスも、今ひとつ良い方向からは見れず。前述のとおり細部も見えず。
ということで、おもにステージ全体を眺めることが多かったのだけれども、、、これがこれで結構良くて!

初見でもっともインパクトを受けた演目は「淡水魚」「対岸の掟」「飛行船」「クレーター」、そして演目覚えていなかったけれど「テレパシー」「誘蛾灯」。
とくに「淡水魚」と「対岸の掟」が、、全体的にすごく好きだなー、と感じた。
「淡水魚」は、そもそも自分が感じている「水」への愛着もあり、ゆらゆらうごく水面と泳ぐ魚、三浦さんのダンスの美しい手の動き、尾びれのようなフロアの足の動きが連動して、本当に綺麗な眺め。
あ、水っていう意味では「テレパシー」の雨も良かった。自分は雨きらいだけど←
泣かないで 泣かないで 泣かないで
って、あんな優しい声で歌われたらたまらんですね…そこの歌詞はすごく印象に残りました。

「対岸の掟」は、深遠な日本の森。日本人は「山」の存在そのものに神性を感じてきた民族だが、まさにそのような概念で表現されている日本の森 のイメージ。詫、寂、って感じよ。
後半部、三浦さんが手にした本で表現する”蝶”のイメージについては、みなさま、いろいろ哲学的な解釈をされているようですごいアカデミックだなぁ!と思いつつ…わたしが連想したのは「梁山伯と祝英台」でした。中国やん(笑)

それと、好きとか嫌いとかでなく印象に残った「飛行船」では
ひ~こうせんが~ の「んが」がものすごく綺麗な鼻濁音になっていて、
ほらーほらー、やっぱり日本語は鼻濁音がいのちやん!前から言ってたやん!!とおもった(笑)  大ちゃん、接続詞の「が」は鼻濁音で発音してくださいねお願いよ♪

という感じで1公演目、細かい部分が見えなかったことや、歌詞を聞き取りにくかったことで、それ以外の部分を存分に楽しむことができて、
実はけっこう良かったんじゃないかな、と思えた!

なにしろ情報量の多い公演だったので、
初演でぜんぶまるっとみれた人は、、情報がオーバーフローして受け止めきれなくて大変だったんじゃないかと思う。
いや負け惜しみじゃなくて、心底堪能し満足しました。

          ***

<2公演目>

クリアな音響を堪能する

これまた譲っていただいた名古屋公演のお席は2階席やや後方。NHKホールの席とはほぼ逆サイドで、2階だからか NHKホールより近く感じる。
いちばん違ったのは音質!この会場のお席では、三浦さんの声をくっきりと堪能することができたし、歌っているところ、歌っていないところの音の違いもわかった。
やっぱりファルセットが震えるほど美しい。

三浦さんがフルで歌うときの声質には、ある種、金属的な煌びやかさがあって、持ち前の豊かな声量もあって素晴らしく響くのだけど、、全編そればかりだと…実は少し疲れることがある(あくまでも個人的感想)。
しかし、この公演における(、というか恐らくこの公演に向けて磨いてきた)彼の唄では、倍音の出し方すらコントロールしているかのように、やわらかい声、深く響く声、そして自在にまわるファルセット!

…相変わらず、歌詞は聞き取れないっていうか、記憶できないんだけれども、NHKホールで体験済だったので、余裕をもって、おそらく初回よりは沢山聴けた…はずである(ちょっと自信ない(笑))

 

アップの視点を堪能する

そして、前回の反省から…わたしは双眼鏡を買いなおしたのである(爆)
お初の名古屋センチュリーホール、お写真でみた感じは国フォーに近い感じ?と考えていたけれど、酷フォーより遥かに見易かった!(敢えての誤変換。国フォーの2階席は視界も音響もまじ残念だから)
んで、これまた2回目の強みなんだが、アップでしっかり見たいところと全体の情景を引きで見たいところがしっかり判っているので、安心して双眼鏡をつかえて。買いなおした双眼鏡は、ステージ上の三浦さんのダンスの細かい動きとか、表情とか、そりゃもう素晴らしくよく見えた!!

初回で気に入った「淡水魚」と「対岸の掟」は、引きでもアップでも両方みたかったからちょっと迷ったけど…

2回目だからこそ、(ここはしっかり見よう)ってとこちゃんと見られたし、新しい発見もあって、、2回見られたことが本当にありがたいなぁ、と思った!!

          ***

<まとめ>

もっと見たかった

全落選した公演を2回も見られたことは幸福だったし、チケットをお譲りいただいた方々には感謝しかないけれど、、
できればあと1、2回は生で公演をみたかった!

まぁ地方など行けた方は3回、4回と沢山見た方もいらっしゃったようだけれどそれは例外で、多くの方が行けて1、2回だったのではないかとおもう。
そんななかでものすごく集中して舞台を見て、たくさんの情報を受け取ってたくさん感じてらっしゃる方の感想をみかけると、、じぶん自身の感受性の乏しさにがっくりとうなだれるしかない。

…それでもあの公演を生で、この目でみて、この耳で聴けたことは幸せだったんだろうと思う。

どうやら同じ内容での追加公演は(すくなくともすぐには)なさそうなので、、貴重な記憶を抱きながら、次はメディアを楽しもうと思う。

          *** 

f:id:Ichimi10:20180715233749p:plain

おまけ:このツアーのグッズけっこうデザインが好きで、思いのほかたくさん購入してしまった。ほんとは気持ち的に全商品を買いたいくらい好きなデザインだったのですが、、さすがにちょっと、と諦め、実用しなさそうなものは買わない、という基準で泣く泣く選んだ!!
でもこのバッグは使わない気がする、、だって、まぁるい形がいとおしくて!!仕方なし ←だめじゃん

 

 

 

 

 

 

2018.6.10 : 加藤ミリヤ「CELEBRATION」tour 2018 @Zepp Tokyo 

(お写真撮ってないや…。)
チェックできていなかったのですが、誤ってチケ2度買いしてしまったというお友達からお声がけいただき、行くことができました♪
フェス系イベントでは何度かみたものの、ようやく行けたワンマンの BIllboard公演に2回行って、これはどうしても通常ツアーにもいかねば!と思っていた加藤ミリヤちゃんの公演でした。
Zeppなのでもちろんスタンディング公演。整番は 1,000番台後半だったので、中央部は避け、サイドから攻めることに。ちょうど一段上がったあたりの壁際に空きがあったので、かなり見晴らしの良い Goodなポジションを確保できて、予想以上に快適に参戦できました♪

          ***

華やかなステージ演出

最初に目をむいたのは、ステージ演出の華やかさ!
背景部分全体が巨大なモニターになっているセットは、最近のライブでは比較的見かける演出ではありますが、、そこに映し出される映像が色彩豊かな光。とくに最初の映像はピンクや黄色、赤を中心とした色合いに、客席を埋め尽くすピンクのサインライト(ミリヤちゃんの公式サインライトはピンク)が一体となり、ステージと客席すべてを含めて全体で1つの光のイルミネーションを構成しているのが、それはもう夢のように美しい光景でありました!
「CELEBRATION」というタイトルと連動し、ミリヤちゃんのお衣装も凄い!
花嫁の打掛を模した和装のようなドレスは、彼女ならではのずば抜けたセンスと見入る。
記憶力が残念すぎてすべてを覚えていられないのがほんとうに悔しいです。

友人の話によれば、AIちゃんの「和と洋」ツアーの影響を受けているかも ということでしたが、去年は入院さわぎでチケット持ちながら「和と洋」1公演も行けなかったので、、それはそれであらためて映像メディア買うべきかな、と思った!

話それました。そんなわけで、AIちゃん公演の体験がないわたしには、すごく華やかで斬新に感じられるステージ演出にインパクトを受けました。
こういう表現をして変な方向に誤解をされなければと思いますが、ミリヤちゃんの赤・ピンク系照明の華やかさって、妓楼の花魁的な華やかさに通じる印象なんですよね。
彼女の表現するジャポニズムには、そんな、ちょっと背徳的な美しさを感じます。ただ、その「美」は、いわゆる日本史における文化的なものではなく、あくまでも視覚的な表現としての「美」なのかと思う。

自身のキャラクターで最大限に美しさをアピールできるモチーフとして、彼女の選ぶ表現は、すごく的確なんだろうな。
センスとは無縁な自分にはうまく説明できないけれど、眺めていて素晴らしいなぁ!と
彼女のセンスの素敵さに、ただ、ただ感心させられます。

          ***

シンガーとしてネクストレベルを目指すミリヤちゃん

過去の断片的な経験から、通常ツアーでは、もっと盛り上げ系の曲を中心にがんがん来る感じかな?と予想してたんですが、思いのほか盛り上げ系でも、がっつりバラードでもなく、ミディアムだったり挑戦的な楽曲の含まれたセトリに感じました。舐めてたつもりなどありませんが、盛り上げ+バラードだけだろう、なんて単純な構成を予想していて、申し訳ありませんでした…っつー感じです。

そもそも、Gakushiさんや白根さんといった、一流のプロミュージシャンを抱え込むセンスの持ち主の音楽性が、そんな単純なわけないのでした。本当にごめんなさい。

(ファンにとっては当たり前でしょうが)彼女は、自分で曲を作り自分で歌う、シンガーソングライターで、とにかくその楽曲がファンからの人気の所以だと思っているわけですが。
楽曲だけでなく(実はよく知らないんですが)演出も舞台も恐らく彼女自身の、または彼女の意思や主張がメインのプロデュースな筈。 
に加えて、それを表現するシンガーとしてのスキルも、多分、日々成長すべくチャレンジを続けているんだろうなぁ…って。
ライブでも、少しずつ自分自身へのハードルを課して、それをこなして…っていう研鑽をかさねて進化しつづけている人なんだなぁ
っていうのが、(彼女については素人ながらも)伝わってくるようなセットリストでした。

もいちどいいますが、彼女は、作家としての個性や才能が素晴らしくてシンガーになった人で、、反面、歌い手としてずば抜けた才能があったかというと、そういうことでもない気がするのです。
だからこそ、常に自分の世界をより素晴らしく表現するための研鑽をつみ、より表現を極めようとしているのではないか…と。
そんな姿に魅了されるからこそ、彼女をサポートしより素晴らしいパフォーマンスに協力したい、って心から感じているミュージシャンやダンサーなどのクルー、スタッフさんがいるのだろうなぁ、と。

          ***

ま、1点ざんねんが部分があったとすれば…彼女のファンの中には、やっぱりあまり気が合わなそうな人々もちょっといたなぁ、と。
自分の好きな曲はちゃんと聴くけど、それ以外はず~~~~っとステージも観ずにおしゃべり。比較的音の大きい楽曲はともかく、じっくり聴きたいバラード系楽曲など、彼女らのおしゃべりがうるさくて「ちょっと!あんたら推しの歌ききなさいよ!」って、外様なのに注意したくなったわ(笑) せっかくライブにきてるのに勿体ないな…
まぁ、ごく一部ですよね。素晴らしいライブですもんね。

          ***

いや~総合的に、すごく満足するライブでした。曲ぜんぜん知らなくて、そういやあの超有名なタイアップ曲すら歌わなかったんですけど、すごく楽しめました。
アーティストとして看板をかかげて歩んでいく気迫のようなものを、感じさせてくれたパフォーマンスでした。

できればもう1回は見たいんだけど、、ツアーの後半が地方ばかりで、行ける気がしないんですよね。追加公演よろしくお願いします!またみたいです!!

 

2018.5.18 :「ひかりを聴け」オーケストラコンサート ~コトダマの音楽会~partⅡ @オーチャードホール

f:id:Ichimi10:20180520162541p:plain

年に1、2回くらいはクラシック系のコンサートに行ければなぁ…と思いつつ、かなり久しぶりになってしまった感のあるクラシック系。久し振りのオーチャードホールに行ってきました!

看板のお写真撮り忘れたので、とりあえず…開演前に腹ごしらえしたビュッフェからの眺めを。
開演18:30ということで、定時までお仕事してたら遅刻する。これはどうか判らなかったけど、通常のクラシックなら途中からは入れないこともあるので、申し訳ないながら、お仕事を早退させてもらいました(結果…ビュッフェ寄れるくらい早く着きすぎたwww前のめりすぎた私)。

           ***

このコンサートは、ま確かに三浦大知さんが出演っつうのがきっかけに参加を決めたわけですが、もともとわたくしは千住明さんのファンなので、
本当にほんっとうに楽しみにしていたコンサートなのでした!
チケット発券したときに前過ぎるお席でガックシきたけど…まぁ座席の位置はしゃあないやね。
(入場してみたらまさかの最前列だったので驚いたけど、音響バランスは悪かったです予想通り…(;´д`)トホホ)

          ***

さて本公演について、事前にあまりちゃんと調べなかったんだけど、一応概要を振り返ってみる。

蜜蜂と遠雷』は 2017年に直木賞本屋大賞をW受賞した恩田陸の小説。とある国際的なピアノコンクールを舞台とし、参加するコンテスタント達にフォーカスを当てた音楽小説。
本年1月に、音楽家としてこの小説に感銘を受けた千住明氏が、”リーディングコンサート”という形式で大阪3・東京3、計6回の公演を開催したものが第一弾。その呼び名の通りに、出演者達が小説の主人公たちを演じる体で、原作のリーディング、および原作に登場する(コンテストで演奏される)楽曲のいくつかに歌詞を付けた歌をうたったりする内容だったようだ。

第二弾の本公演は東京開催の2公演のみ。1月公演とは異なり、出演アーティストたちを原作の主人公に当てはめて…といったことはなく(というか、女性アーティストがいなかったので栄伝亜夜訳をキャスティングできなかっただけかも…)、オケやピアノによる曲の演奏、そして歌、トーク…などから構成されていた。

記憶が定かでないので順番ちがっているかもですが、セットリストはこんな感じ

 

ひかりを聴け(作曲:千住明) 演奏:オーケストラとピアノ(ピアノ2台)

Ombra mai fù (Händel) 歌:木村優一 
Earth Song ~Michael Jackson cover~ 歌:中川晃教
Eternal now (たぶん) 歌:松下優也
ふれあうだけで ~Always Love You~ 歌:三浦大知

 ~ トークコーナー ~

プロコフィエフ/4つの小品 4.悪魔的暗示 独奏:川田健太郎 

(ここから先、三浦さんまでの曲順まったく自信なし…)
あなたが欲しい ("Je te veux" - Erik Satie) 歌:松下優也 
Ave Maria (Bach/Gounod) 歌:木村優一 
Pie Jesu (Fauré "Requiem" 第4曲) 歌:木村優一 
Can't Take My Eyes Off You 歌:中川晃教 

月の光 (Claude Debussy『ベルガマスク組曲』より/ 作詞:恩田陸) 歌:中川晃教 
未来への道 歌:中川晃教 
旅立つ日  歌:松下優也 

ひかりを聴け 歌:三浦大知(ソロ) 
Excite 歌:三浦大知 

music 歌:三浦大知、他出演シンガー全員 

ひかりを聴け 歌:出演シンガー全員 

          ***

はい。曲順違うとこあるかもしれませんが…大体そんな感じでした。
(中川あっきーさんと松下ゆーやくんのオリジナル曲(?)全くわからず申し訳ありましぇん…)

 

感想はツイッタで散々呟きまくったのでここではざっくり申し上げますが、
まあ最初の感想では弦の音が綺麗だった!ってことですかねぇ! 
テーマ曲となっている「ひかりを聴け」は千住明さん作曲ということですが、千住さんの得意な弦の美しい音色が遺憾なく響く感じの曲でして、、、あと、ピアノが2台ってのも豪華な感じで、しばらくぶりにフルオケの音をきいたわたしには冒頭から感動的でした!!!

そして、オケの演奏に続いては、ソプラニスタ木村さんの独唱から!

もちろんマイクで増幅されてるからマイクからの音も聞こえては来るんですが、、スタンドマイクとお口の距離は30センチ以上離れてますから!もちろん生声も聞こえる前列特典でして、、、それはもううっとりする音色の美しい声でオンブラマイフを歌われてしまってもうね!!

この時点で盛り上がりすぎて、、もう冷静にセトリ覚えようという気はぶっとびましたよね(言い訳言い訳)

木村さん、、あとで検索したけどあまり動画とかなくて、演奏家としてはもしかしたら知名度高くはないのかもしれませんが、このコンサートにおいてクラシカルな歌唱が、本当に素晴らしい響きを加えてくれていて、彼の歌には聞き入ってしまいました♪

中川晃教さんは、かなり前から名前だけは存じていたのですが、ふだんチェックしていないジャンルの方なので、中々正面から歌声を聴く機会がなく、、この機会を本当に楽しみにしていたのです、が!!
…前列って本当に音響バランスが悪くて、PA通して増幅しているオケが鳴り始めると、彼の声がぜんぜん聞こえなくなってしまうんですよね(涙)
通常のクラシックコンサートなら、オケの音はそんなに増幅しないと思うんだけど、、今回のコンサートはけっこうやってまして。
結果、、、アコースティック音響なら聴こえそうな歌声やピアノが、すごく聴こえにくかったのがとても残念でした(泣泣泣泣泣
しかし、オケの音が小さいときには、中川さんの美しい声を体感できました。とくに Eargh Songとかは、彼の繊細かつドラマティックな声を堪能できて素晴らしかったなぁ!

松下ゆーやくんは、むかし1,2回は見たことあった気がするけど、かなり昔の話。
この公演では2日目のみのゲスト出演で、だいぶ緊張してただろうけど、、頑張って軽口で乗り切ろうとするキャラに好感を持ちました^^
長身にぱりっと真っ白なスーツ、見た目完璧なイケメンなのに、関西アクセントでのトークナチュラルな雰囲気でよかったな。
歌は…中川さんと同じく、音響の関係ですごく聴こえにくかったというのもありますし、、緊張してたってのもあるかと思いますが、、、ちょっと音程が不安でした。まぁ仕方ないな。

          ***

そして我らが推しの三浦大知氏ですが!
まずね、、びっくりしたのがやっぱり声量ですよ。オペラの木村氏が、マイクから離れても朗々と歌えたのはもちろんですが、三浦さんの声も、オケにまけずにがんがん響いてくんですよ!…いや知ってたけど、あらためて感動したわ。

あとオケとのシンクロね!
クラシックは必ずしもオンビートじゃないし、指揮者はいても、むしろ演奏者全員が呼吸合わせて呼吸だけで行くってとこありますでしょ。だから、、普段くっきりしたビートに慣れてるポップス系のシンガーは、すんごくリズムをとりづらいと思うんですよ。
それでも千住さんはさすがにクラシック一辺倒の方ではないので、松下さんや中川さんのビートのある曲ではクリック(メトロノームのアプリ的なのを見てたかもしれない)に合わせて、後振りでオン・テンポで指揮してたっす!(ドラム&エレクトリックベースもあった)

しかし、、三浦さんの1曲目、千住さんのアレンジした「ふれあうだけで~」は、、オン・テンポではなくて完全にクラシック的な”呼吸合わせ”リズム。
どうするんだ三浦さん!?と思っていたら、、あの方、オケには背中を向けたまま、千住さんとまったく同じノリで歌ってみせたんですよね!
ある程度距離のある席の方からも見えたと思うんですが、、、指揮をしている千住さんの上半身の動きと、うたっている三浦さんの上半身の動きが
完璧にシンクロしていました。

客席からは、三浦さんが、歌いながら指揮をしているかのようにすら見えたかもしれない!

いや知ってたんですけど、、、あらためてすげえ人だよなぁ、と。

 

これ何十回も言ってるかもしれないけど
この人はね、もって生まれた声とか勿論あるんだけれども、、
それ以上に、進化しようっていう努力とか向上心とかが常にあって。なんどもなんども歌って、歌うたびに上手くなるので、、
同じ歌を歌っても、聴くたびに少しずつ進化していくから
なんどでもパフォーマンスを見たいと思うし、見続けていたいと思うんですよね。

マスメディアでの露出がすごく増えてきて、知る人ぞ知るアーティストだった時代からは嘘みたいに急激に注目を集めている今の彼ですが、
常に自分に対して色々なハードルを設定して少しずつクリアしてステップアップ…という変らない姿勢でいてくれるから、
このさき年齢を重ねて今みたいに踊れなくなるとしても、全然心配にならない。

自分の寿命の方がむしろ心配だけど、ずっと応援して行ける人なんだろうなぁ…と思ってます^^

 

まぁ、そのときどきで、スタンスは変わるとは思います。
ファンとしての自分、
ひところとは、ちょっと違うモードに入ってきていると思いますしね。

 

えーまたちょっと最後は
三浦さんの話に終始してしまいましたが、、
このコンサートは、他の部分についても、ツボるポイントが多くって
わたしにとって素晴らしいコンサート経験になりました。

 

もうちょっとクラシックも、ちょくちょく聴きたいなぁ!!

 

p.s. コンサートのプログラムに曲名が書いてある、と教えていただいたので、あっきーさんとゆーやくんの曲名入れました(ただし曲順は不明)

 

 

2018.5.10 : SOIL & "PIMP" SESSIONS 『DAPPER ONE』 @渋谷WWW X

f:id:Ichimi10:20180520163116p:plain

SOILさん、5人体制になっての2年ぶり New  Album 『DAPPER』のリリースパーティー!

SOILさんのライヴ、福原美穂ちんをフィーチャーしたステージとみて以来、ずっと2回目行きたいと思いつつ…中々機会がなく何年も経過してしまっていましたが、ワンマンで、こんな小さな箱でやるっていうので速攻でチケ取ったった!

その後、三浦大知氏とのコラボが発表されたりしたのもあってか、あっつうまにチケットは完売したようですが、取っといて本当に良かった!!!

          ***

SOILさんは、ジャンルとしては結構激しめパフォーマンスのJazz系で、自らは"Death Jazz"と称しているそうです。観客も、ライヴではみんな踊ってしまう系で、とにかく盛り上がりたい人にはうってつけのアーティストなのですが、、
自分的には、ま正直なとこ、こればっかりだともしかして疲れるかも?みたいな恐れもあり、フェスの数曲はともかくワンマンについていけるかちょっとだけ不安ではありましたが。
当日は、予想よりはるかにアダルトな(というかオーソドックスにJazzぽい)雰囲気でライヴが始まったのにまず驚きました。…後のMCで、これは今回の狙い通りだったと知るわけで、後半はやっぱり大騒ぎ系でノリノリに盛り上がった訳ですが(笑)

過去のアルバム全然チェックしてなくて申し訳なかったのですが、そんなの関係なく120%楽しめました♪♪

          ***

今回、レコ発の本ツアーで東京公演に行けないと困るなぁ、と慌てて参加したリリパでしたが、本ツアーの内容はまったく別ものになるそうですし、
封入先行の中野公演も無時に当選できたので、8月の本ツアーファイナル公演も楽しみたいと思います♪

インスタにも書いたけど、自分的には昨年、同じ会場で開催されたさかいゆうさんのワンマンライブを、あまりの体調不良で断念した苦い思い出があったので、
今回、ぜんぜん元気に完走できたのがなにより楽しかったです♪♪

ただ、、アルバム封入のチラシを忘れてしまい、サイン入りジャケットをもらえなかったのは残念でした…(;▽;)


てなわけで、もちろんこの日はなかったし、本ツアーでも三浦さんのパフォーマンスが見られるかどうか分からないけど一応こちらのMVをはっときますね。

 

 

2018年 1~3月のライ部活動まとめ

ここ最近は年始ボケにカツを入れるためにも、年始いそいそとライブに出かけていたものでしたが、、1月はライブ予定をけっこう飛ばしてしまいました。
2017年に手術のため3週間も休暇をもらい、その時点では問題なしという話だったのに、とつぜん契約が12月いっぱいで終了…という話に変ってしまい、バタバタ引き上げて1月より新しい職場へ。
新しい仕事でわからないことだらけ、緊張もしており、まぁなかなかライ部活動に気持ちが向かなかった、というのはあると思います。

          *** 

① 2018.1.29 : Sho Kamimjo × 和田昌哉 × MANABOON presents EX:CHANGE @Blues Alley Jpan  →記事なし、インスタ 

② 2018.2.06 : Feel The Flow @渋谷 Under Deer Lounge  →記事なし、インスタ 

③ 2018.2.14 : BEST HIT TOUR @日本武道館
④ 2018.2.15 : BEST HIT TOUR @日本武道館 →記事 

⑤ 2018.2.16 : 加藤ミリヤ「続 歌の会 2018」 @Billboard Live Tokyo →記事 

⑥ 2018.3.06 : Tomoki Sato meets Kenshi & friends vol.3 @Blues Alley Japan →インスタ 

⑦ 2018.3.13 : John Legend @EX THEATER ROPPONGI →記事 

⑧ 2018.3.19 : 竹本健一 LIVE TOUR 2018 "LIMITED" @二子玉川KIWA →記事なし、インスタ 

          ***

2017年の三浦大知 BEST HIT TOUR追加公演は、大阪城ホール+武道館 2 daysすべて参加の予定。とくに大阪は、有休をもらって参加するだったのですが、そういう事情で、とつぜん勤務先が変わってしまい。けっきょく有休をとれる雰囲気にもなれず、慣れない仕事も忙しくて諦めたのでした。
そのぶん(といっちゃ何ですが)2月の武道館は1日目は遅刻、2日目はPM休みをもらって行ってしまった。
大坂もできれば行きたかったけど、、武道館2日間行けたのは本当に良かった♪

あと、この時期、本数は少なかったけれども、加藤ミリヤちゃんのBillboardJohn Legendの公演、竹本さんのワンマンと、内容がすごく充実していた♪

 

 

2018.3.13 : JOHN LEGEND LIVE IN TOKYO @EX THEATER ROPPONGI

f:id:Ichimi10:20180325014203p:plain

またまた滞りまくっているブログですが、これだけは書いておかなくちゃ!と思ったやつ。
これは本当に、頑張って行って良かったライブ!!
(頑張る=勤務先が遠いので、相当頑張らないと都心の開演時間に間に合わない、という意味)

実のところ、超有名な曲しか知らないし、そもそもこのジャンルに素人すぎるわたしが、彼のライブに行ったり感想など語ったりしていいのだろうか?っていう恐れはあるんですけれども、、
それでも、素晴らしかったんですよね彼のステージは!!!

バンドは、Dr, B, G, Keyに Perc. そして Pt, Sax, Tb3名のホーン隊、女性3名のコーラスという豪華な編成。
楽器隊…とくにリズムパートは、あまり前面に出ることなく基本はサポートに徹するアレンジ(もちろん各プレイヤーさんの見せ場はあるが…照明さんがついてこれなくて、暗いとこでソロ弾いてるベースさんがちょっと可哀想なシーンもあったり)。

あとダンサーはいないのだけど、ホーン隊(そういや全員男性)やコーラス隊が、演奏したり歌ったりしつつ、軽く踊ってフォーメーション移動するなど、ステージを盛り上げるパフォーマンスもありで、曲以外のシーンもなかなか楽しかった。

で彼自身、もちろんこれぞ!って曲では、ステージ中央にセッティングされたピアノで弾き語りを行う訳だが、このピアノは…弾くだけでなく、椅子になったり、踏み台になったり(笑)、いろんな役に立つセットでありました←違う

          ***

でね、実のところ、、、こういうことを言ったらバカかって言われそうですが、わたし、音源で聴く彼の声って…あまり特徴がないように思っていて。
なぜ彼がそんなにも評価されてるのか、いまひとつ理解していなかったところがあって。
で実際にライブで彼の声を聴いても、、もちろん歌はものすごく上手いんだけど、序盤の歌いだしで、そんなにインパクトが感じられないような気が…してたんすよ。
うん、最初の1分くらいはね。

でもね…なんか凄いんですよ彼。なにが凄いのか余りよくわかんないんだけど…とにかく、聴いてるうちにどんどん凄いなって。

わたしよく、アーティストのライブで受けるインパクトを、観念的なステージの大きさで感じることがあるんだけど、
彼のパフォーマンスは、歌声は、、どんどん大きくなってこちらに近づいて向かってくるというか、いやそれどこじゃなく完全に包まれるというか、
気づいたら圧倒されまくって、ものすごく興奮してました。

彼の歌を聴いていて
(なんだそれなんだそれなんだそれ!?)
って…何度も思って、
どんどん彼の声が大きく響くようになっていって…
いやあ、、あんな体験初めてだったかもなぁ

          ***

なんでそれほどまでに彼の声が響くんだろう?
って、歌を聴きながら何度も何度もかんがえた

ひとつ言えるのは
彼の声はすごくまっすぐだったこと。
そして、、あんなにも楽しそうに歌っているのに、リズムも音程も完璧だったこと。

彼のビブラートは、その多くは音程が揺れないタイプのビブラートで、音量というか音圧というか、音の高さではなく質量が揺れるんだよね。
「多くは」って敢えていったけど、そう。
彼のビブラートは、めっちゃ多彩なんです。
基本的には正確な音程でどまっすぐ。でも、メロディーの中の、必要な音を揺らす。しかも、必要な個所を揺らすんで、、決してワンパターンではないんです(まぁ、語尾尾を揺らすことが多いように感じるけど)。

でも、たとえばあのディズニーの有名なあれなんかだと、いわゆる音程も揺らして派手に盛大に響かせるミュージカル的なビブラートを事も無げにやってのけるんですよ!
つまり、、そんな所謂的な歌唱はお茶の子なんだけど、あえて、必要に応じて、様々なビブラートを駆使して、いや完璧にコントロールして、あの素晴らしい音楽を生み出しているという…!!!

いやぁもう、、どう語ったらあの凄さを表現できるんだろう!自分の日本語力の無さに絶望するよね。

          ***

あと音源では余りわからなかったんだけど、彼のピアノは、ちゃんと訓練したっていうよりは、、割と自己流から発している感じがした。
天才…なんだろうなぁ!!やっぱり。
いるんだなぁ、ああいう人が!

あとね、すごくいいなって思ったのが、、あの人、ずっと歌ってるんですよね。
もちろん時々はMCを挟むんだけど、基本的に、語るよりも歌っていたい人なんだよね。
曲から曲のつなぎめがほとんどなくて、MCや、お着換え(サポメンのショータイム)以外は、ずっと歌ってた!アンコールもめいっぱい歌ってた。
うたうのが本当に好きな方なんだなぁ…って!

          ***

素晴らしいアーティストのステージを観ると、
いつも、推しのことを考えてしまうんですが。
ビブラートが苦手という推しも、John Legendさんみたいなビブラートは出来ると思う。たとえば自分レベルでも、腹筋をつかえば音圧ビブラートかけられるし…なんておこがましいこと考えて、
あ~でも推しの場合は、ダンスがあるからむつかしいな、と。

でも、歌中心のアーティストにはない、別の方法で、
それでも「歌」のレベルを上げて、いつか歌だけでも自分を感動させてくれるステージを見せてくれると信じてます♪

と、最後はやっぱり推しの話で終わる(笑)