社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

2018.6.10 : 加藤ミリヤ「CELEBRATION」tour 2018 @Zepp Tokyo 

(お写真撮ってないや…。)
チェックできていなかったのですが、誤ってチケ2度買いしてしまったというお友達からお声がけいただき、行くことができました♪
フェス系イベントでは何度かみたものの、ようやく行けたワンマンの BIllboard公演に2回行って、これはどうしても通常ツアーにもいかねば!と思っていた加藤ミリヤちゃんの公演でした。
Zeppなのでもちろんスタンディング公演。整番は 1,000番台後半だったので、中央部は避け、サイドから攻めることに。ちょうど一段上がったあたりの壁際に空きがあったので、かなり見晴らしの良い Goodなポジションを確保できて、予想以上に快適に参戦できました♪

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華やかなステージ演出

最初に目をむいたのは、ステージ演出の華やかさ!
背景部分全体が巨大なモニターになっているセットは、最近のライブでは比較的見かける演出ではありますが、、そこに映し出される映像が色彩豊かな光。とくに最初の映像はピンクや黄色、赤を中心とした色合いに、客席を埋め尽くすピンクのサインライト(ミリヤちゃんの公式サインライトはピンク)が一体となり、ステージと客席すべてを含めて全体で1つの光のイルミネーションを構成しているのが、それはもう夢のように美しい光景でありました!
「CELEBRATION」というタイトルと連動し、ミリヤちゃんのお衣装も凄い!
花嫁の打掛を模した和装のようなドレスは、彼女ならではのずば抜けたセンスと見入る。
記憶力が残念すぎてすべてを覚えていられないのがほんとうに悔しいです。

友人の話によれば、AIちゃんの「和と洋」ツアーの影響を受けているかも ということでしたが、去年は入院さわぎでチケット持ちながら「和と洋」1公演も行けなかったので、、それはそれであらためて映像メディア買うべきかな、と思った!

話それました。そんなわけで、AIちゃん公演の体験がないわたしには、すごく華やかで斬新に感じられるステージ演出にインパクトを受けました。
こういう表現をして変な方向に誤解をされなければと思いますが、ミリヤちゃんの赤・ピンク系照明の華やかさって、妓楼の花魁的な華やかさに通じる印象なんですよね。
彼女の表現するジャポニズムには、そんな、ちょっと背徳的な美しさを感じます。ただ、その「美」は、いわゆる日本史における文化的なものではなく、あくまでも視覚的な表現としての「美」なのかと思う。

自身のキャラクターで最大限に美しさをアピールできるモチーフとして、彼女の選ぶ表現は、すごく的確なんだろうな。
センスとは無縁な自分にはうまく説明できないけれど、眺めていて素晴らしいなぁ!と
彼女のセンスの素敵さに、ただ、ただ感心させられます。

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シンガーとしてネクストレベルを目指すミリヤちゃん

過去の断片的な経験から、通常ツアーでは、もっと盛り上げ系の曲を中心にがんがん来る感じかな?と予想してたんですが、思いのほか盛り上げ系でも、がっつりバラードでもなく、ミディアムだったり挑戦的な楽曲の含まれたセトリに感じました。舐めてたつもりなどありませんが、盛り上げ+バラードだけだろう、なんて単純な構成を予想していて、申し訳ありませんでした…っつー感じです。

そもそも、Gakushiさんや白根さんといった、一流のプロミュージシャンを抱え込むセンスの持ち主の音楽性が、そんな単純なわけないのでした。本当にごめんなさい。

(ファンにとっては当たり前でしょうが)彼女は、自分で曲を作り自分で歌う、シンガーソングライターで、とにかくその楽曲がファンからの人気の所以だと思っているわけですが。
楽曲だけでなく(実はよく知らないんですが)演出も舞台も恐らく彼女自身の、または彼女の意思や主張がメインのプロデュースな筈。 
に加えて、それを表現するシンガーとしてのスキルも、多分、日々成長すべくチャレンジを続けているんだろうなぁ…って。
ライブでも、少しずつ自分自身へのハードルを課して、それをこなして…っていう研鑽をかさねて進化しつづけている人なんだなぁ
っていうのが、(彼女については素人ながらも)伝わってくるようなセットリストでした。

もいちどいいますが、彼女は、作家としての個性や才能が素晴らしくてシンガーになった人で、、反面、歌い手としてずば抜けた才能があったかというと、そういうことでもない気がするのです。
だからこそ、常に自分の世界をより素晴らしく表現するための研鑽をつみ、より表現を極めようとしているのではないか…と。
そんな姿に魅了されるからこそ、彼女をサポートしより素晴らしいパフォーマンスに協力したい、って心から感じているミュージシャンやダンサーなどのクルー、スタッフさんがいるのだろうなぁ、と。

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ま、1点ざんねんが部分があったとすれば…彼女のファンの中には、やっぱりあまり気が合わなそうな人々もちょっといたなぁ、と。
自分の好きな曲はちゃんと聴くけど、それ以外はず~~~~っとステージも観ずにおしゃべり。比較的音の大きい楽曲はともかく、じっくり聴きたいバラード系楽曲など、彼女らのおしゃべりがうるさくて「ちょっと!あんたら推しの歌ききなさいよ!」って、外様なのに注意したくなったわ(笑) せっかくライブにきてるのに勿体ないな…
まぁ、ごく一部ですよね。素晴らしいライブですもんね。

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いや~総合的に、すごく満足するライブでした。曲ぜんぜん知らなくて、そういやあの超有名なタイアップ曲すら歌わなかったんですけど、すごく楽しめました。
アーティストとして看板をかかげて歩んでいく気迫のようなものを、感じさせてくれたパフォーマンスでした。

できればもう1回は見たいんだけど、、ツアーの後半が地方ばかりで、行ける気がしないんですよね。追加公演よろしくお願いします!またみたいです!!