社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

2018.3.13 : JOHN LEGEND LIVE IN TOKYO @EX THEATER ROPPONGI

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またまた滞りまくっているブログですが、これだけは書いておかなくちゃ!と思ったやつ。
これは本当に、頑張って行って良かったライブ!!
(頑張る=勤務先が遠いので、相当頑張らないと都心の開演時間に間に合わない、という意味)

実のところ、超有名な曲しか知らないし、そもそもこのジャンルに素人すぎるわたしが、彼のライブに行ったり感想など語ったりしていいのだろうか?っていう恐れはあるんですけれども、、
それでも、素晴らしかったんですよね彼のステージは!!!

バンドは、Dr, B, G, Keyに Perc. そして Pt, Sax, Tb3名のホーン隊、女性3名のコーラスという豪華な編成。
楽器隊…とくにリズムパートは、あまり前面に出ることなく基本はサポートに徹するアレンジ(もちろん各プレイヤーさんの見せ場はあるが…照明さんがついてこれなくて、暗いとこでソロ弾いてるベースさんがちょっと可哀想なシーンもあったり)。

あとダンサーはいないのだけど、ホーン隊(そういや全員男性)やコーラス隊が、演奏したり歌ったりしつつ、軽く踊ってフォーメーション移動するなど、ステージを盛り上げるパフォーマンスもありで、曲以外のシーンもなかなか楽しかった。

で彼自身、もちろんこれぞ!って曲では、ステージ中央にセッティングされたピアノで弾き語りを行う訳だが、このピアノは…弾くだけでなく、椅子になったり、踏み台になったり(笑)、いろんな役に立つセットでありました←違う

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でね、実のところ、、、こういうことを言ったらバカかって言われそうですが、わたし、音源で聴く彼の声って…あまり特徴がないように思っていて。
なぜ彼がそんなにも評価されてるのか、いまひとつ理解していなかったところがあって。
で実際にライブで彼の声を聴いても、、もちろん歌はものすごく上手いんだけど、序盤の歌いだしで、そんなにインパクトが感じられないような気が…してたんすよ。
うん、最初の1分くらいはね。

でもね…なんか凄いんですよ彼。なにが凄いのか余りよくわかんないんだけど…とにかく、聴いてるうちにどんどん凄いなって。

わたしよく、アーティストのライブで受けるインパクトを、観念的なステージの大きさで感じることがあるんだけど、
彼のパフォーマンスは、歌声は、、どんどん大きくなってこちらに近づいて向かってくるというか、いやそれどこじゃなく完全に包まれるというか、
気づいたら圧倒されまくって、ものすごく興奮してました。

彼の歌を聴いていて
(なんだそれなんだそれなんだそれ!?)
って…何度も思って、
どんどん彼の声が大きく響くようになっていって…
いやあ、、あんな体験初めてだったかもなぁ

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なんでそれほどまでに彼の声が響くんだろう?
って、歌を聴きながら何度も何度もかんがえた

ひとつ言えるのは
彼の声はすごくまっすぐだったこと。
そして、、あんなにも楽しそうに歌っているのに、リズムも音程も完璧だったこと。

彼のビブラートは、その多くは音程が揺れないタイプのビブラートで、音量というか音圧というか、音の高さではなく質量が揺れるんだよね。
「多くは」って敢えていったけど、そう。
彼のビブラートは、めっちゃ多彩なんです。
基本的には正確な音程でどまっすぐ。でも、メロディーの中の、必要な音を揺らす。しかも、必要な個所を揺らすんで、、決してワンパターンではないんです(まぁ、語尾尾を揺らすことが多いように感じるけど)。

でも、たとえばあのディズニーの有名なあれなんかだと、いわゆる音程も揺らして派手に盛大に響かせるミュージカル的なビブラートを事も無げにやってのけるんですよ!
つまり、、そんな所謂的な歌唱はお茶の子なんだけど、あえて、必要に応じて、様々なビブラートを駆使して、いや完璧にコントロールして、あの素晴らしい音楽を生み出しているという…!!!

いやぁもう、、どう語ったらあの凄さを表現できるんだろう!自分の日本語力の無さに絶望するよね。

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あと音源では余りわからなかったんだけど、彼のピアノは、ちゃんと訓練したっていうよりは、、割と自己流から発している感じがした。
天才…なんだろうなぁ!!やっぱり。
いるんだなぁ、ああいう人が!

あとね、すごくいいなって思ったのが、、あの人、ずっと歌ってるんですよね。
もちろん時々はMCを挟むんだけど、基本的に、語るよりも歌っていたい人なんだよね。
曲から曲のつなぎめがほとんどなくて、MCや、お着換え(サポメンのショータイム)以外は、ずっと歌ってた!アンコールもめいっぱい歌ってた。
うたうのが本当に好きな方なんだなぁ…って!

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素晴らしいアーティストのステージを観ると、
いつも、推しのことを考えてしまうんですが。
ビブラートが苦手という推しも、John Legendさんみたいなビブラートは出来ると思う。たとえば自分レベルでも、腹筋をつかえば音圧ビブラートかけられるし…なんておこがましいこと考えて、
あ~でも推しの場合は、ダンスがあるからむつかしいな、と。

でも、歌中心のアーティストにはない、別の方法で、
それでも「歌」のレベルを上げて、いつか歌だけでも自分を感動させてくれるステージを見せてくれると信じてます♪

と、最後はやっぱり推しの話で終わる(笑)