1960年代半ば、ドイツのハノーファーにて Rudolf Schenker(G)によって結成された SCORPIONS。少し遅れて加入したもうひとりのフロントマン Klaus Meine(Vo)の二人が中心的なメンバー。
第1期の看板ギタリスト Ulrich Rothの加入らのハードロック路線に転じまずイギリスを中心としたヨーロッパで人気を博す。78年の来日公演も完売し、日本でも大人気となったが、直後に Ulrichが脱退。交代で79年に Mathias Jabs(G) が加入し、現在に至るフロントマンが揃う。
(ドラマー&ベーシストのリズム隊は、比較的近年になり何度かメンバーチェンジしているので、、実の所筆者は把握していません。ごめんなさい)
とまぁ、ここまでのことは Wikipediaを観なくてもすらすら書けるくらいにはファンだったのである。リアタイでファンだった…といえば実年齢がバレバレなのだが、わたしが彼らに出会った10代の頃は、すでに Mathias Japsの時代になっていた(絞り込んでどうするwww)。
ということで、さすがに78年の来日公演(後に『Tokyo Tapes』というタイトルでLIVE盤が発売される)には行ってないのだが、85年の武道館公演には行きました(笑)
その後何度かは来日している彼らですが、わたしのLIVE参戦はそれ以来なので、、実に30年ぶり!ということになります(笑、というか実際の来日も9年ぶりらしい!!)
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そして、記憶だけに頼ってセットリストを書きました。
その後、ネタバレブログを発見したので、ちょっと修正しときます。
●10/06 SCORPIONS セットリスト●(…修正した部分は色を変えました。ついでに出典Albumも追記。親切いちみ)
01. Going Out With a Bang ~ "Return to Forever"(2015)
02. Make It Real ~"Animal Magnetism"(1980)
03. The Zoo ~"Animal Magnetism"(1980)
04. Coast to Coast ~"Lovedrive"(1979)
~メドレー
05. Top of the Bill ~"In Trance"(1975)
~06. Steamrock Fever ~"Taken by Force"(1977)
~07. Speedy's Comming ~"Fly to the Rainbow"(1974)
~08. Catch Your Train ~"Virgin Killer"(1976)
09. We Built This House ~"Return to Forever"(2015)
10. Delicate Dance ~"MTV Unplugged in Athens"(2013)
~MCからのアカペラ
11. KOJO NO TSUKI ~Japanese song, "Tokyo Tapes"(1978) ver.
~ここから Acousticコーナー、Mikky Deeはカホンで登場
12. Always Somewhere ~"Lovedrive"(1979)
13. Eye of the Storm ~"Return to Forever"(2015)
14. Send Me An Angel ~"Crazy World"(1990)
15. Change of the Wind ~"Crazy World"(1990)
16. Rock 'n' Roll Band ~"Return to Forever"(2015)
17. Dynamite ~"Blackout"(1982)
18. Overkill ~Motörhead cover
~ drums solo part ~(かなり長い)
19. Blackout ~"Blackout"(1982)
20. Big City Nights ~"Love at First Sting"(1984)
Enq.
21. Still Loving You ~"Love at First Sting"(1984)
22. Rock You Like A Hurricane ~"Love at First Sting"(1984)
新しめの曲3曲とモーターヘッドの曲名をド忘れしてた 以外、大体カバーできていた自分の記憶力が恐ろしい(爆笑)
てか、最新アルバムチェックしてなくてマジごめんなさい ←←←
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そもそも SCORPIONSは昨年、結成50周年のワールドツアーを実施していますので、 某所で検索すれば、公式か非公式かわかりませんが、その折のLIVE映像がたっくさん出てきます。セトリもかなりかぶっているので、だいたい同じ感じで見られると思います。
あまり下調べせず印象だけ言うと、、このセトリには、彼らのシンプルなメッセージがベタに含まれていると感じます。
2曲目の "Make It Real”は、(リリースこそ自分のリアタイよりちょっと前だったけど)すごく好きでよく聴いていた"Animal Magnetism"からの1曲で、そんなに爆発的にヒットしてた印象がなかったのですごく嬉しかったなー♪
この曲を唄うときには、バックのモニターに日本の国旗がでっかくはためく映像が表示されていたのですが、ワールドツアーでも、各国の国旗をはためかせていたみたいです。Make it real, not fantasy~♪ と、(夢じゃない、現実に俺達はここにいるんだぜ~)って唄ってるようだった。たぶんきっと勘違いじゃない(笑)
その他も、よくぞ古いアルバムからも律儀に曲をピックアップして。
もちろん最新アルバムの曲は多めだったけど、全米でもヒットした 1980~1990頃のアルバム曲にフィーチャーして、ファンサたっぷりのセトリだと思います♪
この日参戦した Zepp DiverCityのライヴはもちろん日本公演だけど、外国人スタッフが多数帯同しており、観客も…1割はいかないけど、相当数外国人ファンが来ていたなー。やはり、世界的な人気バンドなのだなぁ…と確認した次第です。
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で、こっから改めてライブの感想を(遅w)
もともと Vocal、Klaus Meineの声が大好きで聴いていた彼らですが、Klausは昔っから音源と LIVEの印象がまったく違って…(まぁ映像メディアを視聴すれば分かるように)LIVEではかなりいろいろ曖昧な感じになるので、クオリティに対する期待はほぼゼロ(←ドイヒ)の状態で臨んだこのときではありました。
なぜLIVEになるとあんなにカツゼツが悪くなるんだろう…?と思ったけど、カツゼツというかリズム感というか…うん、かなりいろいろ曖昧になりますw でもまぁ御年68歳ですからね!たとえ、マイクスタンドが杖のように観えたとしても、いろいろ休みながらも、2時間近くものステージで歌い続ける体力は流石です。
そして、そんな歳になっても Klausの声量はほんとうに驚異的で。モニターで観ても、ハイトーンで響かせる声などは、余裕で20センチくらいはマイクを離しているようでした!!
で Klausの両脇をかためるフロント Rudolfと Mathiasも、、さすがに駆け回るようなシーンはなかったものの、元気に Guitarを弾きまくり。特にふたりより若干年下の Mathiasは若い世代(といってもせいぜい30代くらいだろうけど)のリズム隊と一緒にいて全然違和感ないくらい…超元気にみえた!ちょっと笑った。
そういや思い出したんだけど、むかし観たライヴでは、Rudolfや Klausが、何度も Mathiasの肩を抱いてすごく可愛がってる印象がありました。
この公演では、そのルドとクラウスが、リズム隊の若い二人を、かつての Mathiasと同じように、ステージ上で何度もスキンシップしてものすごく可愛がってるシーンが沢山みられて…なんだか微笑ましかったなぁ。
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もちろん近年のファンと見られる層も多かったけれど、明らかに自分と同じく…80年代90年代に彼らに熱狂した年齢層の多くのファン達が、拳を振り上げて当時のヒット曲を熱唱する(もちろん自分もw)様子もムネアツでありました。
中高年スコピファンのみなさん筋肉痛大丈夫でしたか?…わたしは今日も二の腕にシップを貼ってますwww
かなり長いこと、こういう類の音楽から離れていた自分。SCORPIONSのLIVEを生で見られる機会が次にもあるかどうか分からない、、という気持ちで参加した公演だったけど、いろいろな想い出とリンクして、予想を超えて感慨深い、楽しい時間になりました♪♪
Still Loving You~♪ と、幾つになっても(おそらくこれも絶対に)わたしたちファンへの愛を唄ってくれた SCORPIONSが、いつまでも音楽をやりつづけてくれますように!!
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おまけ(蛇足):
セットリストに書いたアルバム名について。
SCORPIONSのアルバムには、かならず「~~の蠍団」という邦題がついていますが、自分ら世代ではこの邦題(もんのすごくダサイ)とおもわれており、冗談ではなくわたしも邦題は何一つ覚えていません(笑)
調べたい方は各自でググってみてください(爆)ぜったい覚えられないし!!!
おまけ:
彼らに関してはご紹介できるVEVOさんの動画があるので、ちょっと貼っておきますね。
Scorpions - Going out with a Bang …最新アルバム"Return to Forever"(2015) からの音源MV。映像はLIVE映像になっており、背景の映像の一部は今回の公演でも流れました。
Scorpions - Send Me An Angel …"Crazy World" (1990)からのバラード曲MV。音源で聴く Klaus Meineの唄声は、力強いのに美しく伸びる。世界で唯一無二の声です。
おしまい。