社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

Pentatonix "Hey Momma / Hit the Road Jack"

そしてまた PTXさんに戻る(笑)
言いたいことがまだ山ほどあるので、このシリーズ、まだ当分は続きそうです。

さてタイトルにあげた Pentatonix "Hey Momma / Hit the Road Jack"ですが、彼らの2枚目のオリジナル EP『PTX, Vol.II』に入っています。つまり、フルアルバム『PTX, Vols. 1 & 2』にも入ってます。
今(いや、今更)、めっちゃお気に入りの曲!
(個人的にはリアタイで好きだった当時も聴いていたハズなのに、余り引っかかった記憶がなくて謎…)

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まずは Cover元の曲。こちらであります。

Ray Charles - Hit The Road Jack  

Ray Charlesさんが 1961年(!)にリリースして超ヒットした曲だそうです。
時代!!って感じすよね。ゴキゲンな Swingっすよね。

女性コーラスが、何度も何度も延々と次のフレーズを唄っていて

Hit the road Jack and don’t you come back no more, no more, no more, no more.
(出てって!ジャック もう二度と戻ってこないで もう二度と もう二度と もう二度と)
Hit the road Jack and don’t you come back no more.
(出てって!ジャック もう二度と戻ってこないで)

対するジャック(Ray Charles)は

What you say? (何だって?)

から始まって、なんで「出ていけ」って言われるのかわかんないまま
ぶつぶつと文句を言い続け、、あげく、捨て台詞を吐く

みたいなストーリィが展開する歌です(笑) 

自分としては、まぁ生まれる前の曲っつうのもあり、もちろんオリジナルを知らなくて。最初に聴いたのはカバーでした。
(ちなみに、そのカバーって MIYAVIさんがアコギで弾き語りしているやつ!)
その当時、カッコイイ曲だなぁ…と思って調べたりしたんすよね。

そして Pentatonixさん Versionですよ!

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そして、PTXさん Versionの曲は ”Hey Momma / Hit the Road Jack”というタイトルになっていまして、例によってシンプルなカバーではないです。

公式 MVがないので、アルバムのリンクを貼ります。リンク先では30秒だけ視聴ができますが、途中なので、、できればフル音源を視聴して欲しい!
リンク先のアマゾンでも、プレミアム会員なら視聴できますし、各種サブスクで聴けます♪ (EPといえど9曲も入っていて、有名な「Daft Punk」など他の曲も良きなので是非通しで聴いて欲しい!!)

この曲で、、とくに着目すべきはリズムです!

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 まず、Kevinのハッ!ハツ!ハハッていう面白い音の beatをバックに Kirstinのラップ。この入りカッコイイすね!
そして Scottがリードを取る Aメロパートへ。(ここまでがオリジナル?の "Hey Momma" にあたる部分)Kevin先輩のキレッキレの8ビートが冴えわたり、キラキラした Mitchと Kirstinのコーラス、そして Bassが加わりBメロ(ブリッジ?)へ。
歌詞で "Why you got to say~~~"て盛り上げるとこから "Hit the Road Jack"へ!
ここで唐突にリズムが変わる!一瞬にしてスイング…いや早いからシャッフルかな。
わたしが毎度ゾクゾクするポイント!かっけぇぇぇぇ!!
Aviがウッドベース鳴らし(いや声)と、Kevinがブラシでハットをこすり(いやブラシとか無い)、ここはオリジナルの Swing Jazzのムードそのまま(でも早いからシャッフルね)
ところが Mitchと Kirstinが強い声で ”Don't Come back, no more”って歌うと、Kevinの重低音がドドドドドって入って、次、
Vocal隊は同じアレンジで歌ってるのに、ビートとベースが量級の8ビートなんよ!かっけぇぇぇぇ!

その後も、また Kirstinのセクシーなラップから、Aメロっていうゴリゴリ8ビートが展開しつつ、、ときどきシャッフルが入ってくるという…

実に実にわたくし好みの展開でありまして。なにしろ完璧にシンクロしているビートとベースのリズム隊に、自在に絡むコーラス隊と、メンバー全員のシビアなリズム感の見事さに痺れます!!!

後半では、さらに Kevin兄やんの在りえへんソロやユニゾンがあって、リズムアレンジがクレイジー極まりない!(いやもちろんコーラスもクレイジー

いや言っても音源でしょ?ライブは無理よね??
ってならないのが PTXさんの変態的にクレイジーなところです。

 

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それではライブのパフォーマンス映像を1つ紹介します。
こちらは、TV放映の映像ですかね?1:24辺りから歌です。画質が悪いですが、いくつか見かけた中では、、いちばん音のバランスが良いものと思います。 

Pentatonix - Hit the Road Jack (Toyota Concert Series 2013) 

途中、みんなして後ろを向いて、窓ガラスの向こうからスタジオをのぞき込む一般ピーポーに愛想を振り撒いてるのが可愛いっすね♡ 
そしてその間もパフォーマンスの質は完璧で…もう、ただ、ただすげえなぁ!!って感じますね。

というか、、いやほんと、マジでこの人ら、スタジオ音源と全く同じアレンジで歌ってるよ…驚愕(というか、そもそも歌えるアレンジで録音してるのか…いやなんで歌えるんだよコレ…)!

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この動画以外にも、同じようにTVスタジオで歌ってるぽい映像や、ライブコンサートでのファンカム映像など、彼らがこの曲を唄っている動画は沢山みかけます。
彼等もお気に入りの曲だったのかな。ライブパフォーマンスを直接見られた人々が、マジで羨ましいです!!

そして。とあるライブコンサートで彼らがこの曲を歌ったとき、「Hit the Road Jack, Avi Blown Speker」事件が発生しました。スピーカーを飛ばすとは…日本語の専門用語としても使う表現で、”出量オーバーで壊れる”という意味ですね(笑)
探すと映像みつかりますが、(というかそもそも、歌い始めた時点でスピーカーがなんかヤバい音してるんですけど、)あの、サビの2コーラス目でドドドドドから強烈な8ビートに戻る辺りですかね。最初の1音でぶぉ…という爆発音がして…ライブは中断(笑)(その後、Aviがこそこそとステージの袖にむかい、Kevinが走ってきて Aviを追い回すという茶番までが映像に移ってました…www)
動画を撮ってるファンは大喜びだし、アップされた動画には "Base Cannon"など絶賛?のコメントがwww
(ちなみに Home Freeの Tim Foustも低音強すぎてスピーカーを飛ばし "Base Cannon"の称号を得ている)

この曲の、その他のライブ映像動画にも、「今日はスピーカー飛ばさなかったんですね」みたいなコメントが載ってたりするので、確認しちゃいました(笑)

 

わたしが行ったことある来日ライブでは、この曲、セトリに入っていなかったんですよね。日本では人気がなかったのかな?
日本のスピーカーもぶっ飛ばして欲しかったな ←違う

 

 

まぁ、、スピーカーの性能に問題ありだったかもしれませんが、とにかく Aviをはじめとして彼らの声は全員、すごく強そうですよね!

ソロで歌ってる Scottもえぐいけど、コーラスの Mitchと Kirstinが、各パートのキラキラ率とかビブラートの位置までコントロールして、かつ、完璧にシンクロして歌ってるの凄い!!デフォルトの声量が凄くて、コントロール技術を備えているからこその、多彩な歌声の使い分けなんだろうなぁ…。

 

いやぁ…ライブ行きたいなぁ!!(←見えないだろうけどね)