社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

木下サーカスに行ってきた。

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ラジオで宣伝していたのをたまたま聴いて、木下サーカスが地元に来て公演していることを知った。
実は忘れていたんだけど(すまん)、彼らは、以前にも地元で公演したことがあって、10年以上ぶりに見たことになる。いや本当に忘れてた…💦

チケットは入場券と、指定席を利用する場合の指定券を購入するシステム。
自分らはたまにしか行かないので、見やすさを重視して正面方向の指定席を大人買い
テント内の座席は前後1席置きの市松配置。
日曜の13:00開演、観客の入りは多い時間帯と思ったが、客の入りはトータルでも8割弱といったところ。市松配置なので、お客いっぱい…という雰囲気には遠く、やや寂し気な感じだ。
ただ、指定席、自由席とも子供連れ家族が多く、明るい雰囲気。

会場内外、とにかく清潔を徹底している印象で、テント外のトイレや通路などあちこちに消毒用アルコールを置いているのはもちろん、場内スタッフはマスクにフェイスシールド、手袋で対応。この季節だからまだしも、暑い頃は大変だったろうなぁ!

          ***

さて、以前みた公演の内容は動物ショー以外さっぱり覚えていなかった💦のだが、オープニングには男女ペアのクラウンが登場。コミカルなやり取りで会場をあたためる。
ご時世からなのか、観客を近い距離でいじったりする類のパフォーマンスはやや控え目だ。ちょっと距離を置いて小さいお子さんに手を振ったり笑顔を向けたりする程度かな。

そしてプログラム。
オープニングは、クラウンに加えて華やかな衣装のパフォーマーが登場し、天上から吊られたリボンでのパフォーマンスが始まる。
…記憶能力が残念なので細かいところは覚えていないが、盛り沢山の演目が次から次へとうつり変わり、退屈する暇がない、という印象だ。

2部構成になっており、間に休憩時間を挟む。全体では2時間強といったところで、たっぷりと楽しめる内容だった。

前半の演目も楽しかったのだが、大きな声を出せないということで子供たちも静かに鑑賞。
ただ後半は冒頭から動物ショー(最初の演目は目玉のライオンショー!)が続き、子供たちは目をキラキラさせてステージに見入る。やはり、本当の動物たちを間近で見られるシチュエーションには興奮を覚えるんだろうな!
動物ショー以外にもダイナミックな演目が続き、けっきょく子供たちはけっこうな歓声をあげて大喜び。大人たちも大きな拍手で盛り上がった。
そして、市松配置に座った観客たちは、いつしか家族ごとにしっかり固まって、ぴったり寄り添って座って眺めていた様子があちこちに見られて、、
それはそれで大目に見てよい、ほのぼのな情景だと感じた♡

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けど、、大人になりすぎてしまった自分が、少しだけ気になったのは、ショーに出てくる動物たちが、あまり元気そうに見えなかったこと。
動物園でくらす動物たちは、育った土地と気候こそ違えど、なるべく快適に過ごせるよう精一杯のケアをされている筈だ。
しかし、、サーカスでは、限られた空間で長い間暮らさなければならない。もちろん出演者やスタッフさん達も共同生活されているのだろうが、大きな身体の動物たちは、十分に運動できるスペースも限られ…ストレスがたまったりはしないだろうか?
たしかに見た目は可愛いんが、場内を速足で歩くシマウマたちの1頭が、集中してないさまで耳で虫を払うような仕草をしてたのが心配だった。まぁ…ウマの気持ちはわからないので、そういうもんだ、って言われたらそうなのねってことだけど。

ただ、大きな動物スキーな自分的に、調教師さんがライオンの大きな身体に腕を回し、ふかふかモフモフした白いお腹をなでるのを見て
(うらやましーなー 飼いたいなー…)と思った。←絶対無理

まぁね。単に人間より大きな頭を持つ動物のお腹をモフモフしたいだけならば、、イッヌだってそういう犬種のを飼えばいいわけで、、
そういうのだと具体的な食費とか必要なスペースとか分かるわけじゃないですか。
←やっぱり無理。終了。

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話がそれまくった。
近年では シルク・ドゥ・ソレイユ が好きで、公演を見に行く機会が多かったので、サーカスっていうと、どうしてもシルクの公演と比較してしまうんだけど。
すごい豪華なステージに豪華な生バンドで、世界レベルのアスリート等超絶パフォーマーをスカウトしているシルクの規模感とくらべると、どうしても、
セットは地味かもしれず、パフォーマンスの超絶度だけで息をのむ!という演目がやや少なめかもしれない、と言わざるを得ない。

けれども、同じパフォーマーが衣装や演目を変えて何度か登場したり、和風の演目があったりと、シルクにはないホーム感と工夫、みたいのが感じられ、
何度か行きたくなるとしたら、こちらなのかなー、と思った。
(シルクの公演は、隅々まで完璧すぎて、逆にいちど堪能すれば割と満足してしまうかも)

とくに、お子さんとかがお気に入りの演目があれば、自由席等は比較的コスパよいし、複数回通ってもいいのかな、と思う。遊園地的な?

楽しかったです。

 

データ:
木下サーカスホームページ