社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

2016.9.18: s**t kingz新作公演「Wonderful Clunker -素晴らしきポンコツ-」 @Zeppブルーシアター六本木

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s**tkingzの新作舞台「Wonderful Clunker」、東京千秋楽公演をみてきました♪
とにかく、公演が始まってからというもの、観に行った方の評判が絶賛ONLYで、、1公演だけしかチケット取っていないの失敗かな?と不安になり…案の定、1度きりしか見られない事を後悔することしきりです。

ストリートダンスチーム s**tkingzの単独公演は、2013年『THIS SHOW IS s**t』、2014年『WEEKDAY PLAYDAY』に続く3公演目。いずれも、他の出演者はなくメンバー4人のみで繰り広げられる公演。
だが本公演でこれまでの公演と大きく異なるところは、、公演全体を通して、一貫したストーリィが物語られた所ではないでしょうか。

もちろんこれまでの2公演の、メンバー4名のアイディアや魅力があちこちに散りばめられ、それぞれの個性がめいっぱい詰め込まれたおもちゃ箱のような内容も、それはそれで素敵だったけれども。
今回の公演は、とにかくわかりやすい。年齢や経験をとわず、誰もが一瞬で内容を理解できて、共感できる世界観である点が素晴らしかったと思います。

この公演は、『テルマエ・ロマエ』の作家である漫画家・ヤマザキマリさんが脚本協力されていることも評判でしたが、この、伝わりやすいわかりやすさ、ストーリー性の根幹は、しっかりした脚本の存在にあったのではないだろうか。

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シッキンの4名は、ダンサーとしてのスキルが超一流でありながら、、その芸風(?)の性質もあって、純粋なダンス以外の、演技力といってもいいまでの表現力がすさまじい。
どこまでがダンスで、どこまでがパントマイムなのかわからないけれど、、とにかく2時間前後の公演中、あんなに笑ったのはいつぶりだろう?っていうくらい、ずうっと笑いっぱなしだった!
笑う門には福…というのが本当なら、見た人全員がとてつもなく幸福になれるに違いない!!

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(かつての自分がそうであったように、)ダンス・イベントとは、その世界を知らない一般人にとっては、全く存在しないかのごとく、わからないエンターテインメントのジャンル。ただ、いちどその世界の魅力を知れば、自分自身がまったく踊れなくても、ライブコンサートのように楽しめる娯楽の世界で。
なにしろダンスとは言語を必要としない表現方法なので、今回のシッキンの舞台などは、世界中のどこに持って行っても、同じように楽しめる作品なのだと思う。
けれど実際に、、こういう類の足を運ぶ人は、相変わらず、何らかの形でダンスに関わりを持った少数の人々、という感じで、まだまだエンターテインメントのジャンルとして広く認知されているとは言い難いと思う。

この人達の舞台だけで、どうにかなる話でもないのだろうけれど、、
こういう世界の楽しさを、もっと多くの人々が知って、誰もが楽しめるさまざまな形のダンス・イベントが、たくさん開催されるようになったらいいなぁ!
って、改めて感じた次第でした♪

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おまけ1:
東京公演は終了しましたが、12月に長野、名古屋、広島、大阪、福岡での地方公演が予定されています。
まだチケットを取れる場所もあるかしれないので、行ける方は是非とも!!

s**tkingz公式サイト:「「Wonderful Clunker ー素晴らしきポンコツー」地方公演決定!!」 

 

おまけ2:

あっそうだ。三浦大知ファンとしてこれは言っておかねば!
作品中で流れる、三浦さんが唄っている楽曲は、、噂どおり、ものすごく良いです♪
三浦さんのいちばん得意な声域がいちばん美しく響くキーで、包み込むように唄われる英語詞の曲です。
ほんとうに…聴いてるだけで泣きそうになりますね。
あれ、どうにかしてリリースされないものですかね?