社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

10代のアーティストっていえば。

前のトピックで K-POPの10代のグループの話を書いたので、やっぱりこの人について書いておかないと。
10代アーティストっていえば、この3月に高校を卒業されたたばかりっていう Adoさん。まずは、4/27にリリースされた新譜「踊(Odo)」の動画を貼っておきます。
(文章を書き始めたのはリリース直後だったんすけど、いろいろあってアップが遅くなりました💦) 

【Ado】Odo 

この曲は、なかなかユニークなサウンドですよね。いきなりAメロに入って(お?お?お?)と思ってるうちに、親しみやすいダンスビート。あ、このノリでいきますか?と思いきや、BPM変わらずどんどんノリが変わっていきます。
和の祭ビートっぽいやつ、すごい典型的な EDMっぽいやつ、、目まぐるしく変わるグルーヴに幻惑されつつ、曲を貫く Adoさんの歌が…あ、いつのまにか終わっちゃってた。も一回聴こリピリピ!…みたいな感じです(笑)
とにかく、、あらゆる種類のダンスビートをマッシュアップしてぶち込んでるようなリズムなので、誰もがどこかで必ず刺さるグルーヴを見つけられると思う!すごいなー。
あと、海外の方のリアクションを聴いてて気づいたんすけど、ラップも入ってた!(←最初に気付け、笑)

いやいや、がっつり曲の感想を書くんではなく、Adoさんについてざっくり書こうという主旨だったのをやっと思い出す。

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Adoさんといえば言うまでもなく、2020年 10月にメジャーリリースした「うっせぇわ」が超売れてる訳ですが、あの曲はさすがにみんな知ってるでしょうし…曲名通りサウンドが少々うっさいので動画とか貼らないことにします。

さて Wikipediaによれば、Adoさんのメジャーリリースは「踊」が5曲目(うち1曲は Remixですが)ということになるようですが、楽曲のクレジットを確認すると作家さんはすべて別の方で、彼女自身が曲を作っているわけではないようです。
どうりで曲によってまったく雰囲気が異なっている訳だ。「うっせぇわ」がとても気に入って、同じような曲を期待した人が他の曲を検索しても、、似たような曲は見つからないわけですよ。

 しかし、彼女の魅力は何と言っても、”歌い手”としての圧倒的な表現力
いやなんかもう、、1フレーズというか、1単語ごとに違うジャンルの人が歌っているかのごとく変わっていく歌唱の鮮やかさが見事としか。
(なんじゃこりゃーどっから声出てんの?)と思いつつ、その多彩なヴォーカルの中に(あっ…ここの声気持ちイイ♡)て瞬間が何度もあって、、癖になる。ハマる。
そうした、七色の Vocalスタイルが癖になるし、おおう Adoさんやねぇ!ってことになる。

シンガーの方って、最初は自分で曲を作らなくても、いつかは自分の歌詞で歌を歌っていくようになるのが自然…と思っていますが、これだけの表現力があると、誰の作った歌かはほとんど関係ないのかなーって感じますねぇ。

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ここでちょっとリンクを貼ります。「日曜日の初耳学【公式】」という TV番組の公式チャンネルより限定公開されている動画です(限定配信ということなので、期間過ぎて見られなくなったらゴメンね)。
あの予備校講師タレント、林修先生が Adoさんにインタビューする内容。20分くらいの動画で、前提知識ゼロの方でも、動画の内容を見たら Adoさんに関する基本知識は大体わかる感じのつくりです。顔出しはされてませんが、なかなか興味深い内容!

<リンク>→「【5/18まで限定配信】社会現象!「うっせぇわ」正体不明の18歳シンガーAdo×林修 歌い方のポイントは!?苦悩からデビューまで、そして今・・・林修ガチ作詞にAdoの感想は!?

ここで注目したいのは、元々(というか現在も)彼女は、動画サイトを中心に活動しており、いわゆる「歌い手」さんである、ということ。
ネットで音楽をつくっているアーティストさんは、歌モノ作品をつくる際に(もちろん自分で歌えるんなら歌えばいいんだけど、思うようには歌えん、となると)ボカロに歌わせたりしますけど、そういうときに人気の「歌い手」さんに歌ってもらったりするわけなんすよね。

つうことで、次に貼った動画は、柊キライ♪さんという方が作られた曲を Adoさんが歌っている、というものです。
柊キライ♪さんのサイトには feat.flowerというボカロ版が、Adoさんのサイトには feat.Ado版が、相互リンクを貼りつつ同時にアップされたようです。

ご本家版→「ラブカ? / 柊キライ feat.flower
超若い世代など、初めて聴いた人にとっては新鮮なノリみたいですが、途中からほぼほぼ完璧にビッグバンドスウィングになります。クラやピアノのソロといい、かっこいいタムのリズムといい、ちょっと上の世代にとっては(おおおビッグバンド…懐い(泣)!てな郷愁の念)を抱かせるごっつりスウィング(少々 BPM早め)で、おば(ぁ)ちゃんおじ(い)ちゃんもノリノリっす!
…個人的にはこの Versionもすごくいいです。トラディショナルな(懐い)グルーヴでありながら、作りこんだサウンドと加工されまくったボカロ音声の親和性がとても良い。実際、こちらの動画もすごい再生数ですよね!

そして Adoさん版

ラブカ? feat Ado 

初聴きのときは、普通に歌唱力と表現力の振り幅に感心したのですが、、
つーかそもそも、こんなちょっぱや BPMで音程の上下が激しい難曲なのに…Adoさん普通に歌ってやがります。おかしい…。
(この曲はカバーしている方が多いので、動画を検索するといろんな Versionを聴けますが、正確に歌うのがやっとであったり、エモく歌えてるけど音程抜けてたり、みたいな方が多いです…そりゃそうですよね人間ですもの)
いやぁ、、すごいスキルですよ Adoさん!!

これからもいろんな曲を歌っていくのでしょうが、次にどんな世界を見せてくれるのか、非常に楽しみな歌い手さんであります!

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話は変わりますが、10代っていえば、この子もいちおうまだ10代でしたね。
4月から放送の始まってるTVドラマ「ドラゴン桜」第2シリーズで、とくにこないだ放送された回では光るシーン。もともと目立つ子ではありましたが、やはり、ソロで活動し始め、改めて光を放っているタレントのひとりと思います。

平手友梨奈 『ダンスの理由』MUSIC VIDEO 

これだけ踊るので、音楽番組では口パクっぽくて。…まぁ口パク悪いとは思ってないし、本人がどこに力を入れたいのかまだわからないので、それはどうでもいいんですけど、平手さん自体は存在感のすごい子なんで。
何をやってもそれなりにイイ感じに成長してくれるんじゃないかな…とは期待してます。もっと早くグループを抜けても良かったんじゃないかな?

個人的に、、あの、大量のメンバーがうじゃうじゃ集まってるグループは、ほんとに各メンバーの区別がつかなくて見る気がしないんですよね。
平手さんはずっとセンターだったので、さすがに顔を覚えたけれど、その他のメンバーはまったく把握できないし。あんな大人数を集めて何かメリットあるのかな?と(あくまでも個人の感想です)。せめて数人程度にならないものか。
メンバー個人の才能を成長させられないように思うし、ソロの才能あるアイドルが出にくい空気を作ってる気がするんだがなぁ!

大人数ユニットだらけの日本のアイドル界、どうにかならないのかねぇ??
(あくまでも個人の感想です)

 

昔は良かった、、みたいなことを言いたいわけじゃなくて、ただ。
ソロとか少人数のアイドルが、もっと出てきてもいいんじゃないかなー?って
思うんですよね。わたしだけかな?

 

テーマがふわふわになってしまった。

 

 

P.S.
そういや、林先生のインタビューに答える Adoさんの話し方、なんだか既視感あるな…と思ってたら、宇多田ヒッキーだ。
バイト経験もあまりないのか、社会人ぽい言葉遣いはできていないんだけど、彼女なりに年長の相手を敬っていて、そして自分の考えをきちんと言えている。
あと林先生も、そうした彼女の話し方に全く動ぜず、しかも上から口調でなく普通に台頭に会話できているのが、さすがは教育サービスのプロって思った!

これから社会にもまれる機会が増えるだろうけど、ヒッキーみたいに、自分らしさを失わずに、アーティストとして成長していって欲しいものですね!(おばちゃん目線)