社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

King Gnu - 泡 *2021.3.13更新

 たぶん、MV本編については余り書かないと思うんだけど。
このところ、ミレパのアルバムをコンスタントに(1日に2~3周くらいは回す感じで)聴いてるので、まだまだ何か書きたいような気がして。
っていうところにこの曲の MVがアップされたので、ちょっと。

 

King Gnu - "泡" 

 

ミレパを聴きながら、いや正確にはそれ以前からずっと考えてたんだけど。
millenium paradeは、常田大希という人のソロ・プロジェクト(…とまぁ Wikipediaにも書いてあったし)ということなんすよね。
では、その常田くんにとって King Gnuとは、どういう存在なのかな…って。

あ、いや。
そりゃ、ミレパは常田氏が作る楽曲ごとに、それぞれに相応しいメンバーを招集して彼の音楽を実現してゆくプロジェクト・チームで、それに対して King Gnuとは固定メンバーでやっていくバンド・スタイルです。
たとえメンバーがかぶっていてもスタイルが違う…のは理解しています。

ただ、、なにかこう、自分の中ですんなりと納得できないものがあるんですよね。
なぜ KIng Gnuは、あのような形で必要なのだろう?って。
(いや彼が必要だと思ってやってるんだから、傍観者があーだこーだ言う話ではないんですけど…なんか、考えるのが面白くて勝手に考えております、笑)

まだまだ訳が分からないので、ひとまず見守って行けたらなぁ、と思いますよ(笑)

          ***

さて、そうは言っても…ちょっとくらい ”泡"の話をしよう。
この曲、最初に聴いたのはラジオから流れる音源だったのですが、King Gnuファンとしてもごくごく入門レベルな自分にとって…音的には「???」っていう感じだったです。
そして何回目かに、この MVを、ようやく見ました!!!

いいっすね映像!
まず個人的に「水」そして「魚」「海」という要素が無条件に好きだし、音源のイメージをぶわっと拡げてくれる感じがしますね。
それと…森山未來さん…スゲエわね。

音源だけ聴いたときは、、正直、(この路線ですか…)くらいの印象だったのですが、映像で改めて体験すると、全く違う印象になった!
そしてこの映像があるから、また音源だけに戻っても、その新しい印象のままで音を聴けるんですよね。
すごく面白いです!!

 

いい。 

 

P.S.

そういや、この MVについても、既にいくつかリアクション動画とか出してる方いらっしゃるんですよね(早っ)。
日本人はともかく、外国人にも人気のおぬーさんなので、英語のリアクションもいくつか見て観ました。
面白かったのは、途中の辺りで「…Daft Punkに似てない?なんの曲だっけ、えっと…」みたいな事言ってる人がいた。

おそらく、おぬーさんの曲でけっこうあるブーンと歪む Baseの音とか、ヴォコーダーっぽい加工の、つまり音色から連想しているのかな?と思う(曲調が似てる、ってことはないと思うんだよね)。

確かに常田さんの楽曲を構成する要素には、"〇〇〇に似ている音"てのが結構あると思う。
でも、音色にしてもフレーズにしても、今の時代となっては色々なものが結構出尽くしていて、逆に、今まで誰も聴いたことのない音やフレーズを探す方が難しい。

常田さんの音楽は、過去に積み重ねられた膨大な要素の中から、彼の音楽に最適なピースを取り出して、ものすごくイイ感じにコラージュするのが醍醐味って感じるんだよね。で、もちろんデータベースに存在しない、でも必要なものがあれば、もちろん0から創造するんだと思う。

彼の天才は、そういう類の天才かな、って思うのだよね。なので、構成部品のピースが何かに似てる、、みたいな言及は、意味がないって思う。

 

追記といいつつ、むしろ本文よりいっぱい語ってしまった(笑)

長くなったついでに、これも貼っておこう。

Srv.Vinci - ABUKU

King Gnuの前進である Srv.Vinci名義のこの曲は、「泡」の原曲なのだそうですね。
King Gnuというバンドであるためには、やはり井口理という Vocalistが必要だったということなのか。 

最前列で応援するファンではないかもしれないけれど、これからもマイペースで、彼らを応援させていただこうと思っております。

          ***

 

まだまだ P.S.    *2021.3.13追記

音楽ブログ「ロッキン・ライフ」に、この曲に関する記事が投稿されていましたので、まずはリンクを貼らせていただこうな、と。
→「King Gnuの「泡」、ヤバすぎる説」(2021.3.10)

公式メディアに掲載される音楽レビュー記事などは、アーティストやイベントの魅力が最大限に伝わるよう、さまざまな関連情報をバックに、いろいろ配慮されて完成された文章ですよね。
このブログは、そんなプロフェッショナルとして各種メディアに記事を投稿されている…音楽ライターの方が運営されているところです。
で、プロとしての知識・経験と観察眼を持つその方が、、比較的、いやけっこう大胆に個人の趣味を炸裂させて自由に音楽を語られているのが!すごく面白くて、愛読させてもらっております♪

自分の気に入った曲を、プロの方はどのような目線で受け止めているのだろう。ていうのが、いつもすごく興味深いです!
まず自分はやっぱり「字」が好きなので、文章で綴ってもらえる言葉にとても惹かれます。それと、邦楽ロックというジャンルをあまり聴いてきてないので、そういう視点からの説明がすごく勉強になるというか、気づきがあって楽しいですね!

わたしは、おぬーさんいいなって思ってるけど、邦楽ロックのバックグラウンドがないから、、他と比較して語る、みたいなことできないのよね。
(そんなこと言いはじめたら、逆にじゃあ知ってることあるん?…無いやん(笑) て話にもなる)
こういう文章を読ませてもらえるのは、嬉しいですね♪

 

そして話、変わります。
また違う、リアクション動画を見かけました。英語で、J-POPの音楽のリアクションばかり投稿しているオランダの方だったかな?(以前、大知くんの ”(RE)PLAY”をリアクションしてらしたのでオススメに出てきた!)

英語版のサブスクは用意されてないようで、歌詞がわからないみたい。ですが、まず歌。そしてサウンド。そして映像と、こまかい部分まで見て大絶賛。
とくに俳優の演技が凄い…!って、最後にお名前確認してましたね。歌詞がわからないのに、音楽と映像だけでそこまで感動できるものなんだよね。音楽って本当にすごいわーー。

面白かったのが、彼が音楽を語るときに、「これは、ヴォコーダーかな?そしてシンセサイザー!」みたいに、彼の知ってる言葉で一所懸命分析しようとしているところ。
このように、言語の壁を軽々とこえて、自分の持っている知識や経験から入り込んで浸れる世界観というのは、つまりそれこそが常田さんの選ぶ音の普遍性なのかもな、って感じました! 
だから、自分が、Jロックあまり知らんし中年だし、でも無知ながらも自分の知っている知識や経験から、彼らの魅力を語っても、それはそれでいいんじゃないかな!という
勝手に自己肯定な気持ちとも言えます(笑)

ちなみに、、このオランダ人の方、(RE)PLAY のレビューでは、「おお!90年代オールドスクールやん!俺好きや!!」みたいなコメントを連発していましたね(笑)
全編オールドスクールじゃないと思うんすけど💦 まぁ、最後は超楽しんでくれてたので…いっか💦

 

おぬーさん、そして音楽家・常田大希の生み出す音楽は、J系に興味のある全世界の「ヲ」の人たちが注目していますよね。
動画ばっかみていると、そうした「ヲ」のパーセンテージがどの程度かわからんのですが、言語に関わらずいろんな方を魅了している音楽。素敵です。