社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

2017.9.20 : DURAN DURAN "PAPER GODS JAPAN TOUR 2017" @日本武道館

f:id:Ichimi10:20170924180634p:plainDURAN DURANに関して言えば、もちろん当時は絶好調に流行った、最高峰のビッグバンドなわけなんだけれども、、
そういえば個人的には、超熱狂的ファン…というわけではなかったかもしれない。
むしろ、友人とかカレシとか、自分の周囲に彼らの熱狂的ファンであった人々の存在があって、むろん大ヒットしていたので自分も聴いていた…というのが実際のところだ。

9年ぶりというこの来日公演、なんで行ってみる気になったのか自分でもよくわからない衝動だったんだけれども、、、なかなか興味深い体験でした。

          ※※※

ロック系のバンドに限らず、年齢を重ねても現役として活動を続ける元・人気ミュージシャンのライブに対して、わたしの見方は、けっこう厳しい方だと思う。

本当に現役なのか。懐メロを生演奏するだけのパフォーマンスなのか。

そりゃあ自分にも、知らない曲ばかりよりも知っている曲を沢山演ってくれた方が盛り上がる気持ちはあるし、昨年みたSCORPIONSなど懐メロで綴る構成ってセトリは楽しかった。ただしスコピはKlausの声がバッチリ出てたし、若いメンバーを加えて、音的になんら問題ない演奏だった…からこそ、懐メロを楽しめたんである。

          ※※※

で、Duran2に話を戻すんだが、Guitarのアンディ以外は全盛期のオリジナルメンバー。現在は50歳台後半というところたが…もっと年長の現役ミュージシャンは星の数ほどおられるので、とくにそういう方面での心配はしていなかったのだが…

最初の数曲を聴いて感じたのは「テンポ…遅っ」というものだった。

原曲もこんな遅かったっけ?わたしの耳がおかしいのかな?…と、首を捻りながら違和感をためていた。

彼らのサウンドは、早すぎず遅すぎず、とにかく抜群に心地の良いダンサブルなビートが最大の魅力と思っていたので、その違和感がしっくり解決できずに、(ロジャーの調子がわるいのかな?)と疑ってみたり。

でも、自分の知らない(ごめんなさい)最近のらしき曲は、bpmに違和感を感じなかったので…余計に???ってなった。


ただ、サイモンの声は…若干クセが抜けたものの、昔と変わらぬ艶も含んだ響きで、やっぱりバンドの肝はVocalistなのかなぁ、と感じたりもしました。

昔(カオが)好きだったジョン・テイラーはは…ハイ、お年を召されましたね、って感じで。他にコメントはありません。


敢えて最初に書かなかったのだけれど、日本武道館公演の本編前には、Nile Rogers率いるCHICというバンドのパフォーマンスが、1時間ほどありまして。

不勉強なわたしは初見だったのですが…このパフォーマンスが、凄く良かったんですね!Duran2のプロデュースで有名なナイルは、メンバーより半回りくらい年長の筈ですが、それこそバキバキに現役で…その他のやや若いメンバーの実力も相当なものでした!

特に、打ち込みのように正確なリズムでありながら、生の音圧ものすごいdrummerのプレイは…迫力で。


本編として登場したDuran2、オープニングと比較にならない大歓声に埋め尽くされる中…なんともいごごちの悪い気持ちでその場に突っ立っているしかなかった…。


懐メロ+新曲の前半

新曲多目の中盤に続き、

後半は往年のヒット曲が次々と演奏され…

さすがのわたしも気持ちが高揚したのは間違いない。


ただ…

武道館の空気を埋め尽くした観客の大歓声と熱狂は、いったい何なんだろう?

と、いまひとつ溶け込めなかった自分はいました。


集まった観客は以外にも男性客が多く(もっと女性ファン多目なのかと予想していた)、外国人(欧米系)も1割弱くらい。

そして…見事に同年代が多目!

こんなに観客の年齢層が固まってるライブは久しぶりかもしれん…と目を剥いたほどに、見事に中年層ばかりの客層でした。


公演終了後、会場を出る観客の会話を漏れ聞いたりしたのですが

「Join Taylor劣化したねぇ」

「うん、劣化したねぇ…」

と、メンバーのヴィジュアルの話しかしてなかったグループ。

「○○○(曲名) の頃っておれさぁ…」

と、曲にかかわる思い出を延々と続けるグループ。


むかし超有名だったバンド

のライブっていうのは…まぁ…

そういうものなのかもしれませんね。

うん。