社会参加の実際・改

2016年お引っ越し。つれづれだらだら雑なテーマで書きます。ま、ちょっとライブ感想多め。

悲しいニュース、首里城火災。

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東京都心では一部の者が仮装して浮かれ騒ぐハロウィンの日の未明。
沖縄は那覇市の、世界文化遺産である首里城が火事にあい、正殿など重要な建物が消失した。完全に沈下するまで半日以上かかり、歴史的建造物のシルエットが炎の中に崩れ落ちる衝撃的な映像が流れた…。

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いや…本当に。悪い夢でも見ているかのような気持ちでした。
というか、見ていてもシンジラレナイという気持ち。
本当は今だって心のどこかで信じていないのかもしれない、、、。

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お写真は 2017年、三浦大知さんが沖縄は中城城跡にてワンマン公演を行った折に訪れたときのものです。過去記事を探したんだけど、、やっぱり書いてなかった(汗)ので、今更ですけど振り返りから。

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それまで、どうしてか沖縄を訪問する機会がなく、わたしにとってはそれが初めての沖縄訪問でした。
首里城の観光なんてベタ過ぎる印象だし、2度目以降なら行かなかったかもしれないし、実際、この旅を同行し一緒に行動してくれていた友人も、何度か訪れているので別の場所に行きたい、ということだったので、、
このときは友人とは別行動、ひとりでこの場所を訪れた。
限られた時間とはいえ、自分なりにたっぷり時間を使って回って、、結果、行ってよかったなぁ!と思ったのだった。

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沖縄については、かつては通り一辺倒に ”南国の観光地” としか認識しておらず、池上永一さんの小説を読んだりしてから、印象が変わったものだった。
最初に読んだのは『テンペスト』の文庫版1巻で、そのあまりにぶっ飛んだ内容に驚愕しつつも、彼の描く不思議な”沖縄”の世界観に惹かれて、、続巻とともに、彼のその他の作品を続けて読んだりしたものだった。
もちろん小説はフィクションで、そこに描かれた物語は歴史ではなく、デフォルメされた描写があったとは思うが、ただ、、彼の小説が、
「沖縄」ではなく、「琉球国」 の歴史や文化への興味を強く抱くきっかけになったのは確かだ。

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例によってはげしく脱線したが、、そんな、小説をきっかけに改めて知った琉球国の、王城である。
首里城は過去なんども焼失し、いちばん最近の再建が30年をかけて 2019年1月に終了したばかりだったとのこと。
わたしが訪れた 2017年には、まだ再建前の建物もあった。確か、王子が暮らした建物などは土台しかなかったように記憶している。
色あざやかな建物は真新しくてきれいで…よく晴れた南国の日差しがとても似合っていた。
インスタにも書いたけれど、あの美しかった正殿の建物が焼失してしまったなんて…!
悲しい という気持ちしかない。

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後で改めて確認したのだが、世界遺産に登録されている「琉球王国のグスク及び関連遺産群」には、焼失した正殿の建物そのものは含まれていない…。
だからといって、必死の思いであの建物を修復してきた人々の喪失感はどうにもできない悲劇だけれども、いつの日か、あの美しい建物が、、蘇ることを
心から願っています。

 

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蛇足ですが、わたくし当時のインスタには、石垣の写真しかアップしていませんでした、、、。

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データ:

ライブの感想文は書いていませんでしたが、セットリストだけはアップしていたわたくし…(°◇°;;)

世界遺産劇場 過去の公演データより:
→「第32回JTB 世界遺産劇場 三浦大知 Special Live in 中城城跡

過去記事より:
→「三浦大知 Special Live in 中城城 : Set List」