母が、ケアセンターに入ることになった。
介護ヘルパーさんの力を借りながら、これまでは自宅でひとり暮らししていた母だったのだけれど、いよいよ難しくなったらしい。
普通に老齢ということではない。持病をかかえる母は、手足の自由がきかない。薬で病気の進行をおさえてはいるけれど、少しずつ、どんどん手足が不自由になって行く…という症状なのです。
働き盛りの弟は仕事が忙しく、会社からほど近い場所に建てた自宅から離れることが困難で…自分の気持ちだけで『同居してほしい』なんて言えない状況でした。
逆に弟にしてみれば、子供のいないわたしにこそ、ちょくちょく母のところに顔を出してくれまいか…という気持ちもあったと思うし。その気になれば車で2時間の距離なのだし(いまはペーパードライバーで、怖くて運転できないんだけど)。
お互い、本心では((相手に)なにやってんだよ)っ気持ちと((自分が)もっとがんばれば…)って気持ちの両方があったかもしれない…。
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で冒頭のお写真ですが。
昨夜は、おりしも上條頌くんが出演する教会のクリスマス・コンサートがあって。こういうときに…って気もしたけど、こういうときだから行ってみようかな、と。
Guitar頌くんの他、リズム隊に D.瀧元寛太、B. 堀井慶一、そして Vo. Nikko Lowe、K & Vo. John Fluker というメンバーで、Johnさんはビヨンセのサポート、Nikkoさんは Stevie Wonderのサポートをしたこともあるという…かなり有名なゴスペル・ミュージシャンだそうです。頌くんだって日本では相当なんですが…こういうメンバーの演奏を無料で聴けるコンサートって…相当凄い!
(ちなみに、コンサートは無料となっていますが、献金のようなものがあります。もちろん自分は、この演奏に見合うと思われる額を感謝の気持ちとともに入れさせていただきました!)
演奏曲は、有名なクリスマス・ソングのメドレーナンバー、有名なポピュラーソングのカバー、頌くんオリジナル曲、そしてゴスペル・ナンバーの演奏など。セトリは…書けない事は無いんですがちょっと確認が必要なので、あとでわかったら追記します。
演奏自体、もちろん素晴らしかったんですが、前述のとおり自分は、気持ちがかなり動揺していたためか、、ただ、無心で音楽を受け入れて泣いていました。
なので、感想とかそういう次元のものはありません。
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わたしはクリスチャンではないのだけれど、信仰については自分なりの考え方を持っています。
「これ」といえる宗教に帰依している方々には及ばないだろうけれど、人間にとって、自らの信仰について考えることは大切だと知っている。そうした考え方を自分にさせてくれたのは、両親、とくに母の考え方の影響がとても大きいと思っています。
教会で神様とイエス様を賛美するみなさんのやさしい空気にふれていると、いろいろなことがあっても…とにかく
自分に今できることを精一杯やること。
それが全てなのかなぁ、と思えてくるのでした。いくつになっても不甲斐ない身の上ながら。
おわります。